おはようございます。ぱじ山ねまきです。
今回紹介する本はD・カーネギーの「こうすれば人は必ず動く」です。
ただ本で紹介されている事例は「人を動かす」と重複しているので個人的にはどっちを読んでもいいと思いますが、今回紹介する「こうすれば人は動く」はその事例が特に寸劇チックに紹介されているので今回の本をオススメします。
またAmazonの音声サービス「Amazonオーディブル」でラジオドラマ感覚で聞けるので通勤中など空いた時間に聞いてみたい方は活字の前にオーディブルで聞いてみましょう。
D・カーネギーの「こうすれば必ず人は動く」を読んで事例を知る
さて今回の本は「人を動かす。」の事例をさらに詳しく紹介した「こうすれば必ず人は動く。」。
タイトルを聞くと主に心理学を利用した何かに感じる方もいると思いますが、実際は偉人や一般人が過去に経験した出来事を紹介してそれをもとに「どのようにふるまうか。」というのを話す内容になっています。
心理学的な考え方は補助的に出てきます。
そもそもこの本はラジオ講座がもとになっている本なので、特にAmazon Audibleに向いています。
人を動かすとの違い
事例を紹介してその事例に基づいた成功ノウハウを紹介するというのは一緒ですが、「こうすれば必ず人は動く。」はそれぞれの事例を効果音付き、小説のようにセリフ仕立てで記述しているのでドラマの台本さながらです。
そのうち誰か再現ドラマのようなものを作ってYoutubeに上げてくれたら面白いのに。
ここまで読んでいただくとお分かりの通り、読み物として読むよりもラジオドラマとして聞いた方が単純に面白いです。
成功ノウハウを紹介した本
D・カーネギーの本は「成功ノウハウを紹介する本」という事で非常に有名で、事実本人がそのように言っています。
この本は「(過去に)成功(した人が実践した)ノウハウを紹介する本。」なのでその事例がたくさん載っている本です。
しかしその人(過去に成功した人物)の立場や普段の行いなどもふんだんに加味された内容なので、読んだからといってすぐにどうにかなるという訳ではありません。
一例をあげると紹介されている成功ノウハウの一つに「人を非難しない。」というものがあります。
ただ「人を非難しない」からといっていきなり成功するわけではありませんよね。
リンカーンやシュワッブなど何人かの事例を用いて人を非難しないことの重要性を説いており、その紹介されたすべての人の普段の行いの積み重ねから「あぁ、人を非難しないことが成功するには重要なんだな」という考えにたどり着いています。統計学みたいですね。
演繹と帰納の説明のようになっていますが、逆説的に成功者が積み重ねていた行いを真似れば成功に近づくことが出来るという事を紹介しています。
心理学的な内容
さて冒頭で紹介した通り心理学的な内容も出てきます。
例えば最近重要だと言われている「自己肯定感・自己承認欲求」。
カーネギーの本は有名無名にかかわらずビジネスにおける成功者がその事例として出てくるのがほとんどのため、商談や会議・顧客対応に置いて相手の自己承認欲求を満たしたり、自身の自己肯定感を高める事でビジネスを好転させる方法を紹介しています。
そのためただ心理学的な知識・専門用語をどや顔で紹介している本よりも圧倒的に実用的と言えます。
まとめ
D・カーネギーの本は「話し方」に言及したものもあるため1冊読んだだけでは実践に持って行くのは難しいと思います。
ただ文中で紹介した「人を非難しない」のように、普段の行いの積み重ね系のものはすぐに実践することが出来ます。
かなり昔からある本ですが、まだ読んだ事がない方は一度読んでみることをオススメします。
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