ごねる人の論点すり替えに対応するやり方




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一昔前のネット掲示板の流行から流行ってきた印象のある論点すり替え戦法ですが、筆者の個人的な感覚ではかなり昔からある伝統的な論法かなと考えます。

特にかなり年配の方が頻繁に使う交渉方法なので、対応法を決めておくと結構簡単に対処できると思います。

筆者の場合、個人事業主になってからは交渉ごとのすべてを自分でやっており、起業し初めの頃は結構苦労しました。

ただこの「論点すり替えの対応」は、この記事を書くにあたって当時を思い返すほどに「なぜあんなに苦慮していたんだろう?」と不思議に思うほど些細な問題です。

働いている環境によってとれる対応が違ってくると考えますが、今回は筆者が行っている「論点すり替え」に対応するやり方を紹介します。

目次

論点すり替え・論点ずらす方に対応する考え方

論点ずらしにあった時の考え方

論点すり替えを常套手段にしている方、論点をずらす事でけむに巻く方を相手にする時に「相手の人間性を下げる」考え方をする方もいると思いますが、筆者の考えとしてはその考え方は解決に向かわないと考えているのであまりお勧めはできません。

内心「論点ずらしをするなんてくだらないヤツだ。」と思うのはいいと思いますが、実際にどうにかしないといけない時は邪魔になるのでそれよりも解決に思考を向けましょう。

論点ずらしをしてくる方を見下したところで余計にストレスが溜まるだけのはずです。

実際に仕事で相手と話す場合を考えると論点ずらし以外にもめんどくさいことはたくさんありますし、その時いちいち相手を見下したり軽蔑することに神経を使ってられません。

つまり論点ずらしだろうが何だろうが淡々と対応するのが一番いいという事です。

人気のストローマン論法(手法)は昔からみんなやってるので気にしない

YOUTUBEや各種ウェブサイトでも解説が人気なストローマン論法(手法)、相手の意見を正しく引用しなかったり一部抜粋して全く違った内容として伝える方法です(※超ざっくり)

じゃーじ

一部マスコミの偏向報道が代表的でわかりやすい例になります

最近取り上げられがちなので話題に上がってますが、冒頭で書いた通り大昔からある手法なので個人的には年配の方がよく使っている印象です。

また受け手の印象は一様に悪印象ですが、無意識に行っている方もかなりいらっしゃるイメージがあります。

悪気がないからと言って論点すり替えや論点ずらしを正当化するつもりは毛頭ありません。

ただこういった認識でいると意外と落ち着いて対応できるのは事実です。

じゃーじ

これはストローマン論法と言って…

こんな感じで言われると身構えてしまうかもしれませんが下町のおじちゃんが頻繁に使う論法です。(※筆者の体験上)

細かくストローマン論法に当てはめようとするとズレますが、議論の途中で「年上に向かってなんだその口のきき方は!」というのも論点すり替え・論点ずらしの一種ですね。

論点のすり替えは「相手の主張の反駁する際に犯してしまう間違え」とアリストテレスは考えているように、実際に悪気があって論点のすり替えを行っているかはわかりません。

ただ色々と考えて議論しているうちに相手の言っていることを間違って認識してしまっているという経験が誰しもあると思うので、これの延長線上のものだと考えればそれほど腹も立たないかと考えます。

細かい事がどうしても気になって仕事でストレスを感じやすいという方は、無心になって機械的に仕事をする癖をつけるといいかもしれません。

交渉・建設的な議論に向かない人間の場合が多い

あくまで筆者の考える「論点ずらしを行う方への認識」で極論ですが、論点ずらし・論点のすり替えを頻繁に行う方は交渉や打ち合わせに向いていない可能性が高いです。

これは悪口ではありません。

雑談の最中に論点をずらすのであれば全く問題がないのですが、実際に仕事の交渉・打ち合わせで行われると建設的な議論にならないので非常に迷惑です。

これは単純に時間の無駄になるので本当に困ります。

交渉・打ち合わせする時はアレコレ決めないといけない事を決めるために大の大人が何人も集まって話すのであって、相手を言い負かすために顔を合わせるわけではありません。

また論点ずらしを行う方も悪気があって行ってるわけではない場合も多いので、逆にそれが非常に気になる・ストレスを感じるという方は対外的な打ち合わせの仕事に関わらないようにするのもいいと思います。

シンプルですがストレスになることはやらない事が一番です。

露骨な論点ずらしに対応する方法

実際に露骨な論点のすり替えや論点ずらしが行われた場合の対応法を紹介します。

論点ずらしを無視する

「相手の論点ずらしを無視する」これが基本で一番効果があります。

職業や状況によっては無視(スルー)することが解決に向かわないと思いますので、実行可能かどうかは別としても筆者が行ってきた中ではこれが一番効果があると断言できます。

露骨な論点ずらしの場合、ずらした先の論点について反応しなくてもいい場合が多いです。

極端な例えですが、仕事でこちらの提案に対して言葉遣いが気に入らないなどは相手のただの好みなので仕事上対応する必要はありません。(※実体験)

相手が年配の方でしたが立場は対等ですし、敬語など必要な礼儀は尽くしています。

「無視をする。」とわかりやすく書いていますが円滑に仕事をするために最低限の社交辞令などは必要です。

礼儀正しくしていると大喜びでパワハラしてくる人間はたくさんいるので悩んでいる方は厚労省に相談しましょう。

ずらした先の論点に反応する必要があるか判断する

論点ずらしをされた時にずらされた先の論点に反応する必要があるかどうか判断するのは非常に重要なポイントです。

昔からテレビなどの討論番組で論点ずらしをされた場合でも喧々諤々と議論している様子が放映されてきた悪影響で、真面目な方で「なんでもちゃんと議論しないといけない。」と考えている方もいらっしゃると思いますが、必要がない時は反応しなくてよいのです。

時間の無駄だという事もありますが議論したところで解決に向かわないことは話す意味がありません。

例えばA社にB社が納品する取引の金額について話している場で、業界の流通の在り方をA社が話して来たとしてもB社のコストと請求金額は変わらないので、業界の流通のあり方についていくら議論したところでなんの解決にも向かいません。

筆者の実体験を大きくぼかして書いているので上記の内容で「流通のあり方」は金額決定に関係しているように感じるかもしれませんが全く関係ありません。

完全に世間話です。

一見関係している風を装って論点をずらす方も少なくないので「あ、これ関係ないな。」と感じたら反応する必要はありません。

論点ずらしをしてきた相手の着地点を用意する

これは無意識に論点ずらしをしてしまう方には特に必要な方法です。

無意識に論点ずらし・論点すり替えを行ってしまう方は話しているうちに元々の論点がずらした先のものだと考えていってしまう方がほとんどです。

これは悪口ではなく本当にそうなってしまう以上こちらで着地点を用意する必要があります。

めんどくさいかもしれませんがこの場合は着地点を用意してあげないと話が終わりません。

とはいえ相手の希望に合わせる必要は全くないのでそれっぽく話して自分の希望の答えに着地していただきましょう。

交渉の手段として論点ずらしをしてきた場合

無意識に行ってきた論点ずらしではなく、交渉の手段として論点ずらしをしてきて反応する必要がある場合は相手の折衷案を探る必要があります。

しかし最終的な折衷案まで考えて論点ずらしをしてくる方は非常にまれなので、自分の中で「このぐらいまでは譲歩できる」など対応の幅を持っておくことで最終的な着地点に誘導できます。

感情的な手段を用いてくる方の場合は話し合いを続ける必要はありません。

他人に期待することやいわゆる「フォールスコンセンサス」が論点ずらしに苦戦する原因になることもあるので以下の記事をご覧ください。↓

また論点ずらしはクレーマー・ゴネ得を狙っている方が頻繁に行うのも特徴です。



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この記事を書いた人

ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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