必要?何がいい?旅行や帰省したときの職場へのお土産マナー




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おはようございます。ぱじ山ねまきです。

コロナが始まった初期に比べて年末年始に旅行や帰省の予定がある方も増えてきているでしょう。

そうなると次の悩みの種が、オフィスでのお土産マナー。

今回は、あれこれ迷いがちなオフィス(会社・職場)でのお土産マナーについて書いていきたいと思います。

目次

会社へのお土産ってそもそも必要なの?

旅行などに行った際、そもそも職場へのお土産は買っていくべきなのでしょうか?

答えは…旅行に行ったから、帰省したからなどと言って毎回お土産を買っていく必要はありません。

そもそもお土産は個人の好意で用意するものです。義務でもないし強制するものでも当然ありません。

近年は社員同士のトラブル・負担を避けるためやテレワークの推進などにより、お土産を禁止にしている会社も増えています。

禁止されていないか・制限があるかなど職場のルールを事前に確認しておきましょう。

特にこれといったルールがなかったり曖昧だったら買っていく方が無難でしょう。

どんな時に買っていったらいい?

職場のルールを確認してもなお買っていくべきか迷ったときには、“自分がその旅行や帰省をすることで同僚の仕事に影響があったか”を考えて判断すると良いでしょう。

ぱじ山

具体的には
代わってもらった仕事があるか?
ということです。

休業日や既定の休みのような会社や部署で一斉に休みの日に行ったのであれば、正直言うとお土産はなくても全く問題ありません。

ただ、平日に有休を取って行ったなどの「本来は業務の日に行って自分の仕事を代行してもらった」といえる状況であれば買っていくべきです。

職場へのお土産は“○○に行ってきました”という報告よりも、“仕事を代わってもらった同僚へのお礼”のために用意するものと考えて判断しましょう。

旅行や帰省をしたら毎回必ず必要ではないものの、最低限のマナーとして用意するべきとも言えます。

ただし、下記の理由による遠出の場合はお土産はなくてもいいです。

  • 忌引きや家族の急変などの緊急事態・不測の事態
  • 出張などの業務命令
じゃーじ

どっちも“休まざるを得ない”とか“仕事を代わってもらざるを得ない”状況であって、遊びに行ったとかじゃないからね

必要?何がいい?旅行や帰省したときの職場へのお土産マナー

基本的には食べ物、なかでもお菓子がいちばん良いでしょう。

商品や味のバリエーションも多く、あげる側ももらう側も気負わずに済みます。

他に手軽なところでいうとキーホルダーや民芸品なども悪くはありませんが、正直あまりおすすめはできません。

こういったものをもらって困った経験をした人も少なくないのではないでしょうか。

ぱじ山

趣味に合わないとかもらっても使わないとかすでに持っているとか…
形に残るものを好まない人は多いです

じゃーじ

食べ物以外にするなら消耗品がよさそうだね

OKなもの

先述したように、職場へのお土産は食べ物、特にお菓子が好ましいです。

具体的にはこんな感じ。

  • 個包装
  • 日持ちする
  • 常温
  • 手で食べられる

個包装

個包装になっていると配布も保管もしやすいですね。

逆に言うと、個包装になっていないと保管がしづらく、配るにも容器などが別途必要になってしまいます。

また、お土産は受け取ってもすぐに食べない・食べられない場合がほとんどです。

仕事が詰まっていて時間が取れないだけでなく、家で食べる人や誰かにあげる人もいます。

個包装というのは実はお土産の必須条件と言っても過言ではないのです。

日持ちする

上述のように、もらってもすぐに食べられない・食べない場合の方が多いです。

休みを取っていたり外出やテレワークで職場に数日いない人もいます。

渡した相手がいざ食べるときに期限切れになってしまっては無意味なので、賞味期限が長めのものを選びましょう。

常温

職場によっては冷蔵庫がなかったり業務以外の目的では使えないこともあります。

また、冷蔵庫に入れたまま忘れてしまったり気づかず放置される場合や、冷凍・冷蔵と知らずデスクで保管し傷んでしまう場合もあり得ます。

常温保存できるものだと、職場でも渡した相手にも余計な負担をかけずに済むのです。

手で食べられる

職場にフォークやスプーンやつまようじを常備している人は基本いません。

そのため、個包装から出してそのまま食べられるものがベストです。

NGなもの

職場へのお土産には選ばない方がよいものも当然あります。

先述の「OKなもの」の逆はNGと考えるとわかりやすいでしょう。

  • 冷凍・冷蔵
  • 切り分けが必要
  • ニオイや味がアレ
  • 手や周りが汚れる
  • アレルギーがあるとわかっているもの

冷凍・冷蔵

職場によっては冷蔵庫がなかったり業務以外の目的では使えないこともあります。

そうでなくても、職場のものなので中に入れるのは基本的には業務で使用するものが優先です。

冷蔵庫内を占拠したり忘れる・常温で置いていて傷むリスクを避けるためにも、冷凍・冷蔵のものはやめておきましょう。

切り分けが必要

職場に切り分け用のナイフなんて基本ありません。

また切り分ける作業だけでなく、取り分け用の容器の準備や使い終わった後にそれらを洗う作業も発生してしまいます。

はっきり言って面倒なので迷惑です。

ニオイや味がアレ

ニオイや味が独特なものや刺激的なものは話題としては面白いでしょうが、それが許されるのは学生どうしの間柄までです。

職場では渡した相手だけでなく周囲の仕事にも悪影響が出て迷惑になってしまいます。

手や周りが汚れる

職場で食べるときは業務の合間に食べることが多いです。

その際に手や顔や周りが汚れるようなものは後で洗ったり掃除しなければなりません。

また、仕事をするうえで身だしなみは社会人としていつも気を付けなければならないもの。

ニオイや味と同様、身だしなみが崩れるものが嫌がられるのは当然です。

アレルギーがあるとわかっているもの

知らなかったのであれば仕方ありませんが、アレルギーと知っていて渡すのはご法度です。

アレルギーを持つ本人にとっては毒物と同じ。

仕事への影響どころか命にかかわる問題なのです。冗談では済まされません。

配るときのマナー

買っていくものだけでなく、買ってきたお土産を職場で配る際にもマナーがあります。

きちんと良いものを用意しても配るときにマナーが悪かったら本末転倒ですね。

  • 業務時間中にやらない
  • 個別のものを人前で渡さない

業務時間中にやらない

お土産を配ることは仕事ではありません。

そのため、業務時間中に配って回ったり既定の場所に置きに行くのはやめましょう。

朝の業務開始前や昼休みなどの休憩時間にやるのがベストです。

個別のものを人前で渡さない

みんなに配るのとは別で、特定の人へ個人的に用意した場合もあるでしょう。

その場合、個別に準備したものを人前で渡すことはせず周りに人がいないところで渡しましょう。

自分や渡した相手にそのつもりがなくても、周りが見てトラブルに発展する可能性だってあります。

もらう側にもマナーがある

ここまで渡す側のマナーを書いてきましたが、実はもらう側にもマナーはあります。

  • お礼を言う
  • 文句を言わない
  • 多く持っていかない
  • リクエストしたら代金を払う

お礼を言う

もらったものにお礼を言うのはお土産に限らず当然のことですよね。

ただ、うやうやしく言いに行く必要はなく、近くを通った時に声をかけたり一言メッセージを送るぐらいでじゅうぶんです。

文句を言わない

最初に記載した通り、お土産は義務でもなければ強制するものでもありません。

あくまで個人の好意で用意するものです。

職場でのルールに反していて注意するならまだしも、気に入らないからと言って文句を言うのはお門違いです。

多く持っていかない

好きなものだから、気に入ったから、家族や友人にもあげたいといった理由で多めに欲しくなることもあるかもしれません。

しかし、多めに持っていく人がいるとひとつももらえない人が当然出てきてしまいトラブルのもとになります。

多めに欲しかったら、全員に行き渡った後に余った分からもらうのが最低限のマナーです。

リクエストしたら代金を払う

事前に行き先や予定を知っていた場合、これが欲しいとリクエストすることもあるかもしれません。

しかし、何度も書いているようにお土産というのは個人の好意で用意するもの。

欲しいものをリクエストして買ってきてもらうのはお土産ではなく「買物代行」です。

リクエストしたら=買物代行を頼んだら、その代金を払うのが当然のルールです。

まとめ

地味に悩みの種になりがちな職場へのお土産。

いっそこんな慣習なくなればいいのにと思う反面、職場の人間関係を円滑にするのに一役買ってくれているのも事実です。

渡す側、もらう側ともマナーを守っていきたいものですね。



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