おはようございます。ぱじ山ねまきです。
主人の仕事上商品の売り方の教科書になるようなものはないかと探したところ、今まで読んだ中で一番わかりやすくて具体的な本を見つけました。
今回紹介する「ステーキを売るなシズルを売れ」を読むと販売の基本的な思考方法が身に着きます。
最近は路面店やネット販売など販売方法もたくさんあるので、昔の販売方法の教本なんて役に立たないと感じる人もいると思いますが「ものを売る」という事において超々基本的な思考を身につける本なので読むのをオススメします。
ちゃんとした販売のプロなら知っていて当然の内容が載っているので、「もっと売り上げを上げたい。」という時、少しでも販売を頑張りたい人は確実に参考になるので読みましょう。
売る方法を教えてくれる完璧な教科書、「ステーキを売るなシズルを売れ」
今回紹介する本はこちら「ステーキを売るなシズルを売れ」かなり有名な本です。
この本で紹介しているのは1940年代に活躍した営業アドバイザーのエルマー・ホイラーさん(アメリカ人)が考えた5つの法則です。
アメリカ人的思考で書かれた部分や時代的にそぐわないと感じる部分もありますが、販売関係の方は絶対的に読んだ方がいいです。
特に私のように販売の実務経験がない人間は確実に販売の基礎が身についていないので、基礎知識として読むべきです。
この本では「シズル感」というのが基本になって話が進んでいきます。
「シズル感」という言葉は知っていましたが正確な意味を間違えていたので、まずそこから勉強になります。
「シズル=その商品の一番のセールスポイント」をちゃんと考えて売る
今回この本で紹介されている「シズル」というのはステーキを焼いた時に出るジュージューという音の事を言います。
要するに「その商品を売る時の一番のセールスポイントをアピールして売りなさい。」と言う内容です。
また新製品を作る時は「何を何をシズル感」として製作するかという事ですね。
この本の内容は最近の販売方法の根っこになっているような考え方です。
ただ実際にこの方式の中で5つを全て連動させて実践できているか問う言うと非常に難しいはずです。
本の中で列挙されている事例の中にはなじみのないものが結構多いのですが、今から約80年前に書かれた本なので当然と言えば当然です。
例えば一例で言うと洗濯ばさみの形を改良した事例が出てきますが、その当時の洗濯ばさみは現代とは全く違う形をしていたようで(今でいう布団を干すときに使う洗濯ばさみのような大きなもの)洗濯ばさみを四角く作るか丸く作るかというような話が出てきます。
この事例は当時のアメリカの主婦の悩みを解決することで大きな儲けを出したという話なのですがハッキリ言って今の時代に無理に合わせようとするとピンときませんよね?
レビューを観て「事例がわかりづらい」と書いている人がいるみたいですが当たり前でしょ、80年前の本なんだから。
(※「手紙を書くな電報を打て」という公式がありますが、ダラダラと長ったらしく手紙を書くようにセールスするのではなく、簡潔にセールスしろという事です。)
自分に合致する事例でないと吸収できない人には結構厳しいと内容だと思いますがD・カーネギーの「こうすれば必ず人は動く」のように膨大な事例の中から自分なりのテーマを持って共通項を見出していくような読み方が必要になります。
ただ序盤に書いたように古くから残っている本というのは残ってきただけの理由があります。
もし読んだ事がないのであれば一読の価値があることは間違いないと言い切れます。
まとめ
この本の後半はほとんどが事例の紹介になっていて結構な量になるので、全部をしっかりと読み込むのはなかなか大変です。
最初の公式の紹介を読むだけでもかなり勉強になるのでモノを売りたい方には非常にオススメの本です。
事例を含めてじっくりと時間をかけて読んでいくと自分に必要な部分と不要な部分の切り分けが完了した時に、
新しい形での販売方法が見つかるのではないでしょうか。
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