おはようございます。すうぇっとジャージです。
今回紹介する「3D思考」は思考方法に関しての本ですが、
「よくある事例を集めてそれっぽく書いている物」とは違い読んでいて勉強になったので紹介します。
オススメの本「3D思考」を読む。
本当に役立った気がするので読んでおくことをオススメします。
筆者:泉本 行志。出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン。
以前紹介した水平思考(ラテラルシンキング)の本と思考法という意味でジャンルは一緒ですが
読んだ感覚としてはより実践的です。
事例のまとめ本ではないので本当に役に立ちます。
最近よく出ている思考方法や「あなたにもできる○○○○」のような本は、「この方法を使った人の声です^^」といったお客様の声のまとめであったり、知り合いでもない成功者の事例を勝手に紹介してセミナーに誘導するLP(ランディングページ)のコピペのような本がかなり多いです。
ちなみに紙媒体の本でもこのような「まとめ本」はかなり多いです。
今回紹介する「3D思考」は
- どういった思考方法かという事と、使用するうえでの前知識
- どういった場面で役に立つか
- どうやってトレーニングするか
これらの内容を淡々と紹介しています。
タイトルの「3D思考」の通り普段仕事で意識している視点を変えてみるというのが趣旨ではありますが、
- 視点を一つ増やして考える
- 自分が視点を向けていた人の視点になって視野を広げてみる
- 視野を広げた状態で他社と共有して話す。
- 時間軸で視点を変えてみる。
具体的にどのように視点を変化させるか、
そして変化させたことでど自分の仕事にのような変化が考えられるかなどを説明しています。
打ち合わせ相手にも読んでおいてほしい本
この本を読んでおくと打ち合わせの質がかなり変わってくると考えられます。
この本の中では出てきませんが、コンテクストマーケティングを行う時の設計段階にかなり役に立つので「こういった考え方で進めていく」というのを共有しておいた方が打ち合わせがスムーズにいくと考えられます。
最近はこういった横文字を自然に口にする人も増えていますが、お互い違う意味でとらえているが場合があるので、すり合わせておくためにも読んでおいてもらいたいですね…。
仕事や他者に対してだけでなく使える思考法
対外的な仕事に関しての内容がメインになっていますが、自分の所属組織においての考え方「引継ぎをどのようにするか、どのように全体をまとめるか」などについても言及しています。
また時間軸の視点を未来にずらすことによってメンタルマネジメントにも役立つとも記述されています。
ここまで書くとちょっとした自己啓発本のようになってきますが、一時期流行った実現思考に近い考え方でもあります。
ナポレオン・ヒルとか有名ですね。
まとめ
多方面から物事を見るというのは自分の中から様々な意見が出るという事なので、以前紹介したラテラルシンキング(水平思考)に似ている一面もあります。
ただ記載されている内容が徹頭徹尾かなり実践的な内容である事に驚きました。
ここまで実践的なものは紙媒体も含めてあまり出合ったことがないです。
コンテクストのように無理なくお客さんに合わせつつ自分たちの商品に誘導するためにも今回の思考法はかなり有用だと感じました。
普通に買うにしても電子書籍で読むにしても人生において絶対に読んでおいた方がいい名著でした。
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