2001年に公開されたアメリカ映画「キューティ・ブロンド」。
原作は同名小説(原題「Legally Blonde」)、低予算(だいたい20億円)での製作ながらゴールデングラブ賞のコメディ部門の複数の賞にノミネートされた作品です。
スカッとしたいときに観ると鑑賞後の爽快感でその後気持ちよく過ごすことができます。
わかりやすくコテコテな偏見で相手を決めつけるアメリカを描いているコメディ映画なのでちょっとした文化のお勉強になるかもしれません。
筆者は公開当時ちょうど大学生だったので当時販売されていたiMacなどを見て懐かしくもなりました。
あと使ってるノートパソコンが分厚い。
現在primeビデオの見放題に入っているので興味のある方はご覧ください。
キューティ・ブロンドのあらすじ
登場人物
- エル・ウッド 主人公の金髪美女。スーパーポジティブ&行動力レベル99999
- エメット ハーバードで偶然知り合う先輩弁護士でいい人。草刈正雄さんに似てる
- ワーナー エルの元カレ。金持ちのボンボンで率直に言ってクズ
- ヴィヴィアン ワーナーの今カノ。思い込みが激しめで悪人ではないけどちょいと性格が悪い
- ブルック・テイラー 本作でエルが解決する事件の被告。アメリカドラマをよく見る人は「あ~この女優さん見たことある」ってなるはず
- ポーレット エルがたまたま入ったサロンのネイリスト。仲良くなって悩みを聞いてくれたりエルに恋愛相談したりと応援したくなる
- キャラハン教授 ハーバード法学部の教授で売れっ子弁護士
他にもいますがこれぐらいで。
個人的に他に好きなのは女の子を口説くのがヘタだけど高いところの本をとってあげたり法廷にスニーカーで登場するデイビット。
デイビットはナイスモブ。
あらすじ
ファッション大好きなエル・ウッドは大好きな彼氏ワーナーにプロポーズされると期待してディナーに行ったところ逆に振られてしまいます。
実家が名家で政治家になる事を目標にしているワーナーは「金髪は政治家の妻にふさわしくない」という理由でエルを振るのですが、エルはワーナーを振り向かせようと彼の進学先のハーバード法学部に進学することに決めます。
猛勉強の末ハーバードに進学したエル。
ド派手ファッションの彼女はモノトーンの服装が中心になっているハーバードで浮きまくり授業もうまくいかずワーナーの今カノのヴィヴィアンの嫌がらせも受けて孤立無援。
しかしワーナーのあまりにバカにした態度にブチ切れまたしても一念発起し、弁護士事務所のインターンに参加できる法律クラスのトップ4人を目指して再び猛勉強するのでした。
友人を法律で守って恋愛相談に乗って無実の被告を助けるために裁判で駆けずり回ったり、持ち前の明るさと行動力を発揮して事件を解決できるのか?
数々の胸糞を打ち砕く金髪娘のパワフルな快進撃!
本作品は「金髪の女性は頭が弱く見られる」という偏見がアメリカにある事がよくわかる内容になっていてそれが前提でお話がスタートします。
全体を観るとスカッとした痛快コメディですがそのカタルシスを得るには序盤エルに降りかかる数々の胸糞展開を通る必要があります。
主人公のエルは卒論に「水玉の歴史」を提出するように、もともとファッション専攻の学生で法律というジャンルは全くの未知で完全なアウェイな環境に飛び込んでいきます。
逆風しか吹いていないエルをとにかく応援したくなります。
そして早くワーナーに一泡吹かせてくれと願いながら映画を観ることになるでしょう。
実はメインキャラクターが少ないキューティ・ブロンド
全体を観るとメインの登場キャラクターが少なめのキューティブロンド。
その分存在感の強いモブがそれぞれ強い味付けをしていきます。
本作のような主人公が学校で活躍する系の作品では大体誰か主人公を助けるキャラクターというのが出そうなもんですが、本作ではエルがほとんど一人で全てを解決するのが特徴的でしょう。
地頭がいいエル
ストーリーだけ見ると「おバカな主人公が頑張って法学部で活躍する。」といった感じがしますが、序盤でエルの地頭がいい部分が描かれています。
作品の「頭が弱く思われている金髪の女性のサクセスストーリー」というコンセプトがわかりやすくなっているので非常にシンプルな構成で見やすいはずです。
まとめ
典型的なアメリカ映画で非常に見やすくわかりやすく「娯楽」です。
難しいテーマを観てあーだこーだ言いたい人には向きません。
とにかく観ていて楽しい! 主人公を応援したくなる! 元カレざまぁあああっ!!
そんな映画です。続編もありますね。
気分がクサクサしてる時にぜひどうぞ。
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