コロナ禍という事もあり家の中で映画を観る機会が増えている方も少なくないではないでしょうか?
最近クレヨンしんちゃんのゲーム「オラと博士の夏休み」のプレイ実況がYOUTUBEで盛んになっているのでこの機会に昔の映画を観てみようと思い、今回紹介する「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を観ました。
簡単に言うとおっさんに沁みる作品です。
正直なところ劇場に子供と一緒に見に行ったら「子供ポカンじゃない?」という感想を持ったのでそこらへんも含めて解説していきます。
子供の頃クレヨンしんちゃんを観ていた大人に捧ぐ
登場人物に関しては割愛、ウィキペディア参照。
クレヨンしんちゃんのアニメ自体は1992年から始まっており筆者も子供の頃熱心に見ていました。
本作 「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 は2001年公開の劇場作品9作目。
筆者は2021年になってから初めて見たのでアニメ放映当時9才だった筆者も今年で38歳と立派なおっさんになりました。
子供の頃クレヨンしんちゃんを見ていた方は昔を思い返す年齢になった今見ると間違いなくグッときます。
作品が公開されてから20年経ち、今さらと感じるかもしれませんが筆者は今更観てよかったなと感じる内容の作品でした。
あらすじ
しんのすけたちの原一家が住む埼玉県春日部市に「20世紀博」というテーマパークができ、昔懐かしのグッズの販売・子供のころ憧れたヒーローなどに扮してのビデオ撮影ができるアトラクションがあって大人に大人気。
一緒に連れてこられたしんちゃんや春日部防衛隊などの子供たちにはピンとこず、暇に感じるアミューズメントパークで「懐かしいってそんなにいいのかな?」と風間君が思わず漏らしてしまう。
その影響は自宅に帰ってからも続き、ある日「20世紀博」からのCMが流れ、それを見たひろしとみさえは豹変してしまう。
大人は働かなくなり日中から公園で鬼ごっこをしたりゴム跳びをするような異常な光景が広がる。
そんな大人たちを「20世紀博」の人間が迎えに来て街から大人が姿を消してしまうのだった。
しんのすけたちは大人を取り戻すことができるのか?
泣けると定評のある劇場作品
- この作品は泣ける。
- クレしん劇場作品№1
そんな呼び声が高い本作品。
正直筆者はハードルを上げ過ぎました。
泣きそうにはなったけど涙が出るまでではありませんでした。(※筆者は涙腺固めです。)
逆に言うとそれだけハードルが上がっていても泣きそうになるので名作であることは言うまでもありません。
筆者がクレヨンしんちゃん劇場作品を見るのは1作目の「アクション仮面VSハイグレ魔王」を劇場で観て以来です。
1993年以来なので28年ぶり。
大人の郷愁にビシビシと訴えかける作品になっていますが、あーだこーだとツッコミを入れながら見る雰囲気はテレビアニメそのままでそこまで硬くならずに観れると思います。
なんとなく引き込まれてみてしまう作品の雰囲気
設定がどうのこうのと細かいことを言う人もいるかもしれませんが、クレヨンしんちゃんは世界観が基本的に現実と一緒なので映画の世界観に入り込みやすいです。
それぞれのキャラクターの目的も非常にわかりやすいのでごちゃごちゃと考える必要がなく観れます。
特に各パートでの動きと言うのが視線をグッと引き込む流れを作っています。
アクションでの見どころは幼稚園のバスでのカーチェイスとしんちゃんがタワーを駆け上がっていくシーン。
バスでのカーチェイスシーンはどことなくルパンっぽくもあり、それぞれしんのすけ達春日部防衛隊メンバーの特徴がよく出ているのでアニメ版や漫画版を知っている人はニヤニヤしてしまうはずです。
「泣ける」という事で名高いひろしの回想シーンはグッときます。
まとめ
めちゃめちゃ泣けるという前評判に構えて観てしまったので筆者は涙が出ませんでしたが、普通に見たら確実に涙が出てきます。
アニメ版などを見たことがある方は途中でちょこちょこツッコミを入れたくなるようなシーンがあるのでそこを楽しみに見てもいいかもしれません。
大人が仕事をさぼって公園で遊んでいるシーンで埼玉べにさそり隊が3人そろってブランコを立ちこぎしているのですが「いやお前ら女子高生だから懐かしさに囚われない側だろ!!」と思わず声が出てしまうかもしれません。
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