コロナ禍が収まらないうちにオリンピックを開催しようとしている日本。
お偉いさんはたくさん貰っているのに現地で働く人間は無報酬で働くことを要求するという信じられないことが起こっていますが、これは何も最近始まったことではなく日本の労働では当たり前のように行われてきた悪習です。
本記事では無報酬を強要してくる人間を批判するつもりはありません。
そもそも無報酬労働・奴隷ボランティアというのは参加する人間がいるからなくならないわけです。
ボランティアは「自らの意志で他人や社会に貢献する事」なのでそれ自体が悪いわけではありません。
ただほとんどの人は同調圧力に負けて仕方なく参加していると思います。
いい人だね!!
これだけが報酬なのに周りに流されて嫌々自分の時間を割くなんてどう考えても無駄でしょう。
では無報酬労働・奴隷ボランティアを回避するにはどうしたらいいでしょう。
簡単に言うと知識を増やすことです。
今回はそれらの知識の増やし方と運用の方法を考えましょう。
ボランティアは自分の意志で行うもの
同調圧力に流されてしまってボランティアに嫌々参加するのは何の得にもなりません。
しかし参加してから無報酬であることに文句を言うのはお門違いです。
だって相手は報酬が発生しないって始めから言ってるんだから、理屈的にみると後から文句をつけられている主催者側が被害者です。
これだけやったんだからお金を払ってくれてもいいだろう!!
いや、意味わかりませんよね。
職場で周りがみんなやってたんだ、仕方ないだろう!!
こんなの搾取だ!!
搾取じゃありませんよ?ボランティアです。
報酬がないって前もって言ってありますよね?
あとから金よこせっていう方がおかしくありませんか?
参加しなければよかったじゃないですか。
ボランティアはそもそも自分の意志で参加するものなので参加した時点であなたの意志とみなされます。
お金が発生しないという条件であなたが納得して参加したことになります。
まずはこの理屈を理解しましょう。
感情論でどうこう言ったところでお金は発生しません。
そしてやりがい搾取系のボランティアを行っている団体というのはこれらのことを熟知しています。
当然だよね。
それで儲けてんだから。
つまり知識もなんもなく全く何も知らない人間が道徳的正義を叫んでも本職の人たちには全く響きません。
だってそれをわかったうえで搾取してるんだから。
「私カモでーす!!」って宣伝してるようなもんです。
無報酬労働を強要する環境に身を置かない
会社によってはボランティア活動を強要してくるような企業もあります。
同調圧力に影響されてしまうこともあるので、そういったことが全くない環境にいるという事が重要です。
入社してしまうと転職するのが面倒なのでそのまま環境を受け入れてしまいがちです。
現在就職・転職活動中の方はボランティア活動の強要がある職場かどうかを必ず確認しましょう。
無報酬労働を強要してくる職場が嫌なら即転職
今現在働いている職場が無報酬労働・奴隷ボランティア活動を強要してくることが嫌ならばサッサと辞めましょう。
筆者自身そういったことが嫌でフリーランスになっているので「辞めたら?」系の提案を他の人にしたことがありますが、すぐにやめる方は意外と少ないです。
奴隷ボランティアを強要してくる職場は仕事の切り分けがあいまい
これは過去の仕事の切り分けに関しての記事で解説した内容と少し重複します。
だって無報酬で働く人間がいるんだもん。
どこまでがどの人の仕事であるかというのが不明瞭になっているのは非常にストレスがたまるというのは当然として、今現在割ける人手(リソース)の把握も甘い職場である可能性が高いため「いや、これ絶対こなせないでしょ!?」という量の仕事を振ってきたりします。
だって就業時間外でもボランティアでやってくれるならリソースの把握とか必要ないでしょ?
契約に関して精査する。安請け合いは絶対にしてはいけない
まず労働に関してどの程度の報酬が出るかは最低限確認しましょう。
言い回しの関係で落とし穴を用意している人間もいるので報酬を確認するだけでは十分ではありませんが、最低限そこは見るようにしましょう。
日本には仕事をスパッと請けることを美徳と考える最悪な風潮があります。
しかしこれはドラマの世界など創作物での話で、筆者の個人的な感覚としては大して内容を確認せずに安請け合いする人間は正直信用できません。
あとから「こんなはずじゃなかった。」とか言われても困りますからね。※マジで意味わからん
労働契約についてきちんと確認する、勉強する
企業に入社する場合労働契約を結びます。
この時にチェックするポイントなどを勉強しておきましょう。
あとから文句を言っても一度契約した以上変えようがありません。
近年話題になっている副業も就業規則で禁止されているのであればどうあっても禁止です。
「みんなやってるからいいと思った。」は言い訳になりません。
副業が推奨されるようになった背景に関してこちらの記事で解説しています。
知識はYOUTUBEでもネット記事でもあさりまくる
現在では知識を集める方法は山ほどあります。
その最たる例がYOUTUBEとネット記事。
またGoogleで上手に調べ物ができるというのは最高のスキルの一つなので、それを身につければ奴隷ボランティアに引っかかることはないでしょう。
知識を集める癖・調べる癖をつける
スマホを持っていればいくらでも情報を集められます。
気になった単語の組み合わせでいくらでも情報は出てくるので、気になったことを無意識に検索する程度の癖をつけておくと色々と楽になります。
就職においては会社について調べたり、仕事の依頼に関しては依頼元の会社について調べたり評判について調べることも可能です。
全ての情報が有益なわけではないものの調べ物をする際は「情報量」というのは非常に重要です。
情報と知識が増えると自分が奴隷ボランティアか確認できる
自分がどのような状態か確認するには他の人がどんな感じか知らないとできません。
自分のいる会社しか知らない場合、それが社会全体で見て通常だと考えてしまうからです。
周りの情報や知識が増えてくると「あ、私奴隷ボランティアだったわ。」と気づくきっかけにもなります。
まとめ
奴隷ボランティアが是とされているのは社会的にもよくないので、ハマらないように回避するだけの知識を身につけましょう。
ボランティアを強制されて苦しんでいる方を気の毒には感じますが、全く勉強もしないで自身の環境を変えるのは不可能なのでまずはスマホで検索して知識を増やす癖をつけましょう。
「これおかしいじゃん」と判断するための知識があるだけで身の振り方も変わってきます。
取りあえずYOUTUBEで自分が普段検索しないお堅い単語を入れてみてはいかがでしょうか?
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