30を超えてドラえもんのび太の魔界大冒険の恐怖を語る




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近年は声優さんの人気が特に高くなってきたりとアニメの人気もうなぎ上り。

筆者は声優さんには詳しくありませんが、アニメは好きなほうだと思っています。

最近は自粛生活の影響もあってあまり家から出ないようにしていますが、もともとうちの家族は出不精なので家から出ないことになんのストレスも感じません。

それどころか自粛生活に合わせてかAmazon primeビデオなどが見放題の作品を増やしてくれているので万々歳です。

子供のころに見たアニメを改めて見てみようということでドラえもんを楽しみなおしています。

今回は「ドラえもんとのび太の魔界大冒険」、筆者が初めて見たとき「怖い」と思ったドラえもんの映画です。

そのため今でも印象に残っており心から名作だと感じている作品の一つ。

※ネタバレを含みます。

目次

夢と恐怖を教えてくれたドラえもん作品

今も昔も子供に夢を与えてくれるドラえもん作品。

我が家は夫婦でドラえもんが好きでドラえもんズも好きです。

子供のことに感じていたことは意外と鮮明に覚えているもので、例えばドラえもん作品をたくさん見ている方でも劇場版のシーンを1~10まですべていえる人はいないと思いますが「楽しい」とか「怖い」など強烈な感情が伴ったシーンは特に印象に残っているはずです。

過去のドラえもんの劇場版を見直して改めて思ったのは「映画のドラえもんは結構恐怖を感じるシーンがある。」ということ。

特に古い作品ほど顕著です。

夢に関してはドラえもん映画である時点で夢があるので割愛します。

魔界大冒険の圧倒的な恐怖

圧倒的な恐怖と絶望を与えてくれる作品として名高い魔界大冒険。

では何がそんな怖いのか。

この映画で恐怖を与えるきっかけになるドラえもんのひみつ道具は3つ

  • もしもボックス
  • 石ころ帽子
  • タイムマシン

魔界大冒険はこれらのひみつ道具が段階的に恐怖を煽るのに使われていることが印象的です。

もしもボックスが破壊される恐怖

そもそも本作はのび太が「魔法を使える世の中にしたい。」ということでもしもボックスを使ったことがきっかけで悪魔が出てきてしまいます。

結局魔法が使える世界でも魔法を使うには勉強と努力が必要なことがわかって元の世界に戻そうとするのですが、放置してあったもしもボックスをママがゴミとして捨ててしまい元の世界に戻せなくなってしまいます。

ゴミ業者の回収から破壊までマッハです。

現実世界だったら粗大ごみの回収だけで何日もかかるのに、そもそもママどうやって運んだんや…。

ただもしもボックスが捨てられてしまうのは本作の序盤であり、「またママに捨てられたか~ww」ぐらいに感じるのでそこまで「いつものドタバタ」ぐらいに感じられます。

これは後から効いてくるタイプの恐怖。

無敵の石ころ帽子が破られる

ドラえもん映画の中で使われるでも代表的なひみつ道具の一つと言える「石ころ帽子」。

石ころ帽子はかぶることで石ころと同じように認識されて声を出さない限り見つかることがありません。

ほかのドラえもん映画でも敵のアジトに潜入するときなどに使われ、筆者の記憶では石ころ帽子が敵に正面から破られたのは魔界大冒険だけです。

大魔王デマオンを倒すために魔王の城に乗り込んだものの返り討ちに合ったのび太達は石ころ帽子をかぶってバラバラに逃げます。

ここからが魔界大冒険の恐怖が一気に加速してみてる側も「やばい」「怖い」と感じ始めます。

石ころ帽子逃走シーンの5つの恐怖ポイント

  • 大魔王に負けたという実感、悪魔の大群が追ってくる恐怖
  • 石ころ帽子をかぶると仲間同士の認識もできないうえにバラバラで逃げるので、のび太が一人ぼっちで逃げるシーンになる
  • 石ころ帽子で消すことができない「ニオイ」をたどって追ってくる
  • 石ころ帽子をかぶっていたジャイアンが魔法で撃たれて捕まる
  • のび太が逃げている途中で転んで石ころ帽子がやぶれる、まさかのひみつ道具の破損。

ここからは本当に怖い…。

筆者が子供のころ明確に怖いと感じたのは確実にここから。

さらに恐怖は加速し、じりじりと自分に敵が迫ってくるような緊張感があります。

タイムマシンが追跡される

石ころ帽子がやぶられ逃げ切ったのはドラえもんとのび太だけになってしまいます。

僕がもしもボックスでこんな世界にしてしまったから…(泣)

のび太とドラえもんは悲嘆します。

そこで最強の反則技を思いつきます。

タイムマシンでもしもボックスを使う前に戻って過去の自分たちにもしもボックスを使わないように伝えよう!!

ずるい! これはズルい!!

のび太の家から机を「とりよせバッグ」で取り寄せてタイムマシンに乗り込みます。

見てる人間も「でも相手は悪魔だしどうしようもないから仕方ない」と感じているとなんと大魔王デマオンはこの様子を水晶玉で見ており、ドラえもんたちの作戦を阻止しようとメジューサを送り込みます。

なんとこのメジューサ、タイムマシンの時間の流れを泳いでドラえもんとのび太を追跡することができるのです。

過去ののび太の部屋についたドラえもんとのび太はメジューサが追ってきていることに気づいて部屋を飛び出すのですが、のび太の机の引き出しからメジューサが出てくるシーンはこの映画の一番の恐怖シーン。

無敵と思われた石ころ帽子がやぶられた後にさらに反則技ともいえるタイムマシンを使った作戦までやぶられる。

しかもメジューサに石にされたドラえもんとのび太は石になった状態でも意識があるというのがさらに怖い。

いろいろな方にトラウマ映画と言われるにふさわしい作品です。

まとめ

ドラえもんのび太の魔界大冒険はリメイクもされていますが個人的には旧作のほうがオススメです。

特にドラえもん映画は古い作品ほど恐怖とハッピーエンドのギャップが大きくて見終わった後の満足感が大きいと感じています。

子供のころに見ると筆者と同じように記憶に刻み込まれるほどインパクトが強い作品です。

石になったドラえもんとのび太がどのように逆転するかは作品をご覧ください。



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ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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