kindle漫画のオススメ。空挺ドラゴンズの世界に包まれる。




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おはようございます。すうぇっとジャージです。

タイトルを聞いただけだとあんまり読みたくならない漫画「空挺ドラゴンズ」。

kindleでなんとなく買ってからドハマりして、そろそろ「新刊出るな~^^」なんて思ってたらアニメ化もされた空挺ドラゴンズ。(2020年)

世界観的にはちょっとナウシカっぽいなんてことを言われている作品です。

逆に言うと「風の谷のナウシカ」レベルで世界観がしっかりしているという事ですよね。

名前が「空挺ドラゴンズ」なので食わず嫌いをする方もいると思いますが、近年まれにみる名作漫画なので読むことをオススメします。

この記事では漫画「空挺ドラゴンズ」の魅力を紹介します。

きっとこの記事を読んだら読みたくなること請け合いです。

目次

kindle漫画のオススメ。空挺ドラゴンズの世界に包まれる。

アフタヌーンで連載している「空挺ドラゴンズ」、最近アフタヌーンは「ヒストリエ」にしろ「イサック」にしろ実に良質な漫画が多いですね。

※ヴィンランド・サガと無限の住人は最近の作品とは言えないので例に上げません。

好みがわかれるけどぶっ刺さる、そんな感じです。

文化を描いている漫画、「空挺ドラゴンズ」

漫画の世界特有の文化を余すところなく描いている空挺ドラゴンズ。

空挺ドラゴンズの主人公は捕龍船クィン・ザザとに乗った龍捕り(おろちとり)達。

「龍」を取って解体して売ることで生計を立てています。

主人公になれる魅力的なキャラクターがたくさんいる。

魅力的なキャラクターがたくさん出ていることが本作の魅力の一つです。

基本的な主人公はミカですが、ミカを俯瞰で見た「新人の龍捕り:タキタ」が主人公という見方もできます。

エピソードによってメインキャラは変わっていくので、ジローが主人公だったりヴァニーが主人公だったりします。

どのキャラも非常に魅力的^^

1・2巻では完全に脇役だったキャラクターも巻が進むにつれてスポットライトが当たって魅力が掘り下げられていきます。

空挺ドラゴンズの世界観

冒頭で書いた通り世界観的によく言われるのは「風の谷のナウシカ」に雰囲気が似ているという事。

どう感じるかは人それぞれですが、ジャンル的にはスチームパンクになると思います、多分。ファンタジー寄りのスチームパンク。

空を行きかう飛行船に大自然、さらに独特な進化を遂げている動植物。その世界に順応した文化の数々。

ここまで独自の世界を描けている作品は少ないと思います。

空挺ドラゴンズの料理がおいしそう

近年の流行か、料理の描写が細かい漫画が増えました。

空挺ドラゴンズでも現実に存在しない龍の肉を使った料理がたくさん登場して、妙に美味しそうに見えます。

主人公たちが乗る「クィン・ザザ」は龍を取りながら作中の世界をあっちこっちに旅するのですが、行く先々で特色のある龍料理(郷土料理)が出てきて、それがまた美味そう。

龍の肉を使っていると言っても料理自体はハンバーガーだったりカツレツだったり、現実にある料理が基本になっているので美味しそうに感じるのかもしれませんね^^

・捕龍船クィン・ザザの料理番「ヨシさん」

料理パートは料理番のヨシさんのお料理教室的な流れか、ミカのざっくりクッキングです。

ヨシさんは女性に細かな気遣いもできるジェントルマンで、甘い物が食べたいというリクエストにパンナコッタ作ってあげたり、女子会(ヨシさんは料理だけして退席)を開いてあげたり、お父さん的存在です。

最初の方(第一話)にミカが「食べたい」と言っていたカツレツを、巻をまたいで「食べたいって言ってただろ。」と作ってくれる場面もあります。

個人的な料理のオススメシーンは2巻のクオーン市での炊き出しのシーン。

「料理ってそれぞれ拘りあるよね。」と文化的なものが垣間見えます。

空挺ドラゴンズの背景・装飾が痺れる

空挺ドラゴンズは街などの背景や民族的な装飾が非常に繊細に描かれているの大きな魅力の一つです。

特に「これはいいなぁ」と思ったのが、ミカたちが龍の解体を生業にする「千剖士(せんぼうし)」のテントを訪れるシーンです。

千剖士(せんぼうし)は今まで捕った龍の皮を使ってタペストリーを作っていて、テントの中一面に飾られているタペストリーをタキタが見渡すシーン、あまりの見事さに圧倒されて息をのむのが伝わってきます。

龍の皮が多種多様な模様のタペストリーとなって描かれていて本当に素晴らしい、模様の系統は中央アジアの民族模様を原案にしたものだと考えられますが本当に見事です。

その模様ひとつひとつが空想の世界とは思えないオリジナリティを持っていて、一つのコマで漫画が持っている世界観を存分に著しています。素晴らしい。

他誌の漫画ですが「乙嫁語り」も同じように中央アジアの風俗・文化が描かれていて使われている模様の系統はちょっと似てます。

「(多分)同じ風俗・文化を原案に採用しているのにこんなに違った漫画になるのが素晴らしい。」

という事を言ってます。

「乙嫁語り」も料理と民族模様が見事に描かれた名作です。

空挺ドラゴンズに出てくる「龍」は「龍??」ってなるデザイン

空挺ドラゴンズで出てくる龍のデザインはかなり独特です。

「龍」と言われて思い浮かべるのはドラゴンボールの神龍的な中国風の龍ですが、空挺ドラゴンズの「龍」は全くそんな感じではなく基本的に海洋生物系です。

正直ぱっと見は気持ち悪いです(笑)

ただその部位などの設定は非常に細かく、何故「龍」が飛べるかなども細かく描かれています。

作中に出てくる龍の「婚姻色」など、その神秘的な生態の描き方は空想のものを書いているとは思えない素晴らしさです。

3巻で出てくる龍の子供とタキタのエピソードは、「龍」というものに「捕る」以外の形で近づくお話になっています。

セリフの無いシーンが印象的でちょっと泣きそうになります。

まとめ

とにかくおすすめポイントが多すぎる「空挺ドラゴンズ」。

アニメを見る前に予習で読むもよし、あえてまっさらな状態でアニメから見るもよし。

とにかくおすすめです。

特に本(私はkindleですが)がオススメな理由は巻末や、お話の途中に細かい設定の解説漫画があるんですよね。

使う武器の詳細だったり作中で出てくる料理のレシピ、サイコロゲームのルールなど、それらを読むのがかなり面白いので本がオススメです。

現在出ている7巻まで読んだ後でもう一回最初から読むと「あぁ、だからこの人はここでこんな感じの事を言っているのか。」と一層面白くなります。

進撃の巨人のように謎解きがあるわけではありませんが、各キャラクターが掘り下げられた後で読み返して面白くなるというのはすごいことだと思うので興味がある方は読んでみてください。



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ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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