つらい時に見たくなる「ツレがうつになりまして。」




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こんにちはすうぇっとジャージです。

以前から気になっていた映画を今回観てみました。

タイトルは「ツレがうつになりまして。」細川貂々さん原作の漫画を映画化した作品です。

主演は宮崎あおいさんと堺雅人さん。

ウチの奥さんのススメで観ましたが筆者は身近に鬱になった人間がいたので正直ちょっと気乗りがしませんでしたが、仕事でつらい時に原作本を読んで救いになった妻と筆者でとらえ方が違ったのも印象的な作品でした。

ネタバレ含みます。

目次

つらい時に見ると救いになる作品

2011年に公開された映画でもう既に10年前の作品となります。

当時はうつ病の問題が社会で表面化してきた・社会的に認知されてきた時期でその頃からうつ病関係の書籍が書店にあふれかえってきていたのを覚えています。

筆者はそれよりさらに10年前から身近な人間がうつ病になった関係もあって、正直観ていてかなり精神的に来るものがありました。

しかしこの本が発行された当時、実際に原作本を読んだ妻は仕事で精神的に追い詰められていたのを救われたと言っていたので捉え方が人によって違います。

几帳面な夫と大雑把な妻

パソコンのコールセンターに努める夫と漫画家の妻。

夫はネクタイの色や食べるチーズの種類まで曜日ごとにきっちりと決めている几帳面さ。

妻はのんびりと家で漫画を描いたり昼寝をしたり。

性格が全く違う夫婦がうつ病との付き合い方を模索する日々が描かれています。

夫は典型的なうつ病になりやすいタイプの人ですね。

夫がうつ病の原因を取り除くために会社を辞めることになりますが、辞めるまでの過程が非常にハラハラします。

始めは精神的に追い詰められているけど本人も周りもあまり自覚がないというのがよく表現されていて、実際にこんな感じだったなぁと筆者も過去を振り返る気分になりました。

映画の雰囲気自体はほんわかしていていい感じ

うつ病をテーマにしている関係上バランスを取って柔らかい雰囲気を出そうと腐心している様子が端々に見えたので、テーマ云々というよりも作品の雰囲気として日常系映画が好きな人であれば楽しく見ることが出来るかもしれません。

その柔らかな雰囲気が些細な事がきっかけで一気に悲劇に転がり落ちる危うさを感じさせるエピソードもあります。

作品として緩急もあって見ごたえがあります。

うつ病真っただ中の人、うつ病の人と接している人は映画版は見ない方がいいかも

メチャメチャ個人的な意見ですが…

映画版はうつ病真っただ中の方、うつ病患者と普段接している方は観ない方がいいかもしれません。

そういった方々には圧倒的に漫画版をオススメします。

映画版はどうしても無理にハッピーエンドに落ち着けようとしている場面が端々にあるので正直ちょっと不快に感じる部分もありました。

漫画版は絵の雰囲気もあって軽い気持ちで読むことが出来ますが、映画版は実際に人間が生身で演じているのでかなり重いです。

マンガの場合は自分の中で無意識に調整して受け入れられる部分が映画の場合ガツンときます。

うつ病真っただ中の方は症状を加速させてしまう恐れがあるのでやめておきましょう。

身近にうつ病になった人間がいたと書きましたが、当時この映画があったとして実際に見せるかと言ったら絶対に見せません。

原作マンガの中でも書かれていますが、これはあくまで一つのケースであるので参考にする程度に見るべきものです。

映画にはそういった注釈が一切なかったのも気になります。

他の方は知りませんがウチの場合は「他が出来ていることを自分が出来ない。」と感じると悪化するタイプだったのでそこの区別は本人以外がするべきです。

もちろん漫画でも映画でも作品にまとめる関係上割愛しなくてはならない部分もあったでしょうし、その体験をなさった作者の細川さん自身書き綴れないほどのご苦労はあったと思います。

精神的に追い詰められていた妻を救ってくれた漫画

実際に我が家には妻が過去に購入した漫画版が3冊あり、精神的に追い詰められていた当時の妻を救ってくれています。

漫画には色々なエピソードが数ページずつに分けて紹介されています。

紹介されているエピソードの中で共感できるものを見つけることで

ぱじ山

自分だけじゃないんだな

と感じて気が楽になったそうです。

その結果病院通いをする事もなく自分の環境が変えられたとの事。

まとめ

実際にオススメなのは完全に原作マンガ。

映画は俳優さんの演技が見事過ぎることもありガツンときます。

あくまで筆者の感想になりますが気になった方は一度観てみてはいかがでしょうか??



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ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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