映画オススメ、「武士の献立」でほのぼの&骨太な時代劇を感じる。




※当ページのリンクには広告が含まれています

おはようございます。ぱじ山ねまきです。

コロナショックの影響かちょっと前からAmazonのprimeビデオで見れる作品が結構増えてきたのでのんびりと鑑賞しています。

ちょっと前まで見放題に入ってなかった「武士の献立」が見放題になっていたので見てみました。

見放題作品が山ほど増えてきたので「逆に何見たらいいかわからん…。」という方の参考になれば幸いです。

※ネタバレを含みます。

目次

映画オススメ、「武士の献立」で骨太な邦画を感じる。

今回紹介するのは「武士の献立」。

2013年に公開された作品で、サムネイルを見た限りではほのぼのとした雰囲気だと思ってました。

内容は史実上有名な「加賀騒動」を絡めたストーリーです。

しっかりとしたお家騒動も描かれている骨太な時代劇で、主演は上戸彩さん。「あずみ2」以来8年ぶりの主演です。

夫役の高良健吾さんは当時売り出し中、他の家族は西田敏行さんに余貴美子さん。

ちょろっと出てくる加賀藩の老中役が鹿賀丈史さんだったりと個人的に「出演者豪華だな~。」って印象です。

「包丁侍」を主人公にした作品

武士の献立はお殿様に料理を出すことを仕事にしている「包丁侍」をテーマにした作品です。

「包丁侍」はそのお役目を揶揄した名称で、昔から結構漫画の題材にされていたりしますね。

今までの時代劇で御算用者(経理担当の武士)の武士を「そろばん侍」、文筆を生業にする侍を「物書き侍」、侍のお役目を揶揄する名称を作品のキャッチコピーに使うような作品があり、今回はその料理版です。

一応そういった作品だと主人公なりその役目の人間が馬鹿にされるようなシーンがありますが、本作「武士の献立」では高良健吾さん演じる舟木安信が自身の役職に意義を見いだせず自分自身で役職を卑下しています。珍しいパターンですね。

周りの武士は結構料理番に敬意を払っている雰囲気があります。

料理考証を行った陶智子さんが本を出されているそうです。

ほのぼの感どこ行った??

タイトルとサムネイルの画像から想像すると結構ほのぼのとした作品に見えるのですが…。

実際に見すすめていくと序盤こそほのぼのしているものの、中盤から加賀藩のお家騒動(加賀騒動)をテーマにしたヘビーな展開になっていきます。

正直「その重い展開いる!?」と思いましたが作中のメリハリの為に必要なんでしょう。

ただあまりに雰囲気が違うので前半と後半が違う作品のような印象を受けます。

序盤は長男が亡くなった影響でいきなり家督を継ぐことになった次男の舟木安信(高良健吾さん)が嫌々料理をやって、それを春(上戸彩さん)がなだめて料理を教える、そして料理が上手くなって出世するというのんびりとした日常系時代劇。

加賀騒動ののちに能登半島をグルっと長旅する様子が見えますが、日本海の雰囲気というのはやはり厳しい雰囲気がありますね。

その雰囲気も相まって景観が素晴らしい。

コロナショックが落ち着いたら北陸旅行に行ってみたくなりました。

まとめ

今回紹介した武士の献立、途中の雰囲気の変化に面食らう部分がありましたが

全体的に見て「面白かった。」という感想に落ち着きました。

料理の監修がしっかりしているからか最後の饗応のシーンの料理は圧巻。

ただ最初から最後まで料理をメインに据えた作品ではないので、肩透かしを感じてしまう人もいるかもしれません。

ただ、史実に基づいた骨太な一面も持った日常系時代劇として一度見てみると面白いと思うので

興味のある方は一度ご覧ください。



いいね!と思ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次