おはようございます。ぱじ山ねまきです。
コロナショックの影響で日本全国巣ごもり生活が推奨されていますが、我が家はもともと超インドア派なので正直生活スタイルに変化は起こっておりません。
休日はAmazon primeのprimeビデオかNETFLIXでアニメか映画を観ており、何だったら家から出ない日も多いです。
primeビデオなどの方が影響を受けているようで、感染症をテーマにしたパニック映画が見放題対象になっています。
多分注意喚起を兼ねているのでしょう。
今回はprimeビデオ見放題の中で注目1位になっていた、妻夫木聡さん主演の「感染列島」を紹介します。
最近の情勢を抜きにして見てもかなり面白い映画で素晴らしかったです。
※ネタバレを含みます。
映画オススメ「感染列島」を見て感染症の恐ろしさを知る。
コロナが流行っているこのタイミングで「感染列島」が人気作品としてあがってきていたので見ました。
まずこの作品を見て思ったことは
恐ろしい
本当に伝染病は恐ろしい…。
小学校などで映画を観て勉強する時間の中に取り入れるべきです。
もしかしたらすでに取り入れているところがあるかもしれません。
とにかく恐ろしい。
2009年に公開された映画で主演は妻夫木聡さん。助演女優は檀れいさん。
出演している俳優さんが多いですが、どの俳優さんもそれぞれ存在感のある役どころになっています。
主要キャストで無駄な人が一人もいない…。
「感染列島」のあらすじ
物語はWHOがフィリピンで発生した伝染病の対応をしている場面から始まります。
しばらくののち東京の郊外にあるいずみ野市立病院に場面が移り、外来に来ている患者の中から新型インフルエンザとみられる伝染病が発生。
いずみ野市立病院で対応しているうちに封鎖をためらったことが原因で、感染者は爆発的に増え日本全国へと広がってしまいます。
命名されたウイルスの名前は「BLAME(ブレイム)」
神の裁きの名前を持ったウイルスが日本全国で猛威をふるい、都市機能はマヒしとてつもない規模の死者が出ていきます。
あらゆる対策をとるも一向に打開策は見つからず、見えかけた光明も幻のように消えてゆく。
伝染病の発生から起きる偏見や差別、保身などの政治的判断から起きてしまう人災ともいえる感染。
医療崩壊を象徴する命の選択。
ウイルスの感染によるパニック映画でありながら、感染爆発で想定される社会問題を余すことなく描いています。
見終わった時に抱く感情は人それぞれであるのは間違いなく、単純に「名作」と呼ぶのははばかられる作品でした。
間違いなく名作なんだけどね。
視覚的に死を感じさせる血の描写などの表現
※ここからネタばれを含みます。
大量の出血の描写
大量の血液を吐き出すような描写が各所で出てくるので、そういった描写がダメな人は見るのをオススメしません。私もちょっとビビリながら観てました。
ただ、伝染病の恐ろしさを描くという意味では非常にわかりやすく恐怖を感じます。
最近のドラマなどは出血の描写はあまりない事と、伝染病と言ってもドバドバ血を吹くとは思わなかったのでかなり面食らいました。
人によってはあまりの出血量に「リアリティがないww」なんてことを言う人もいるかもしれませんが、未知のウイルスの脅威を描くにあたってこれほど恐怖をわかりやすく表現する方法はないと思います。
最近のコロナショックでも想像力の足りない人が外出制限を守らずにパチンコやら旅行やら行ってますが、そんな人でもわかりやすい表現ですね。
伝染病に伴う社会問題の描き方(超ネタバレ)
また社会的な問題の描き方が非常にリアルです。
東日本大震災から「風評被害」という言葉が頻繁に使われるようになりましたが、「感染列島」ではまさしくこの風評被害による悲劇もありありと描かれています。
映画の序盤は伝染病の原因は「鳥インフルエンザが変質して人に感染するようになったからだ。」という事で医療関係者は対応に動きます。
ただしこれは完全なミスリードで「鳥インフルエンザちゃうか?」と言っていたその方面の権威の教授はショックでボケ老人と化します。その後少しは活躍しますが…。
感染源とされた養鶏場ではオーナーが連日連夜嫌がらせを受けた末に自殺してしまい、その直後に「鳥インフルエンザではなかった。」と判明します。
マジかよ…。って感じですよね。
ひとりぼっちで残されてしまった娘さんの絶望は計り知れません。
解決しようと動いた結果間違えてしまうという事はありますし、嫌がらせで「鳥インフルエンザではないか?」と言っていたわけではありません。
伝染病もそうですが、この風評被害も本当に恐ろしい。
本作での伝染病の蔓延は日本に限定されており、世界的拡散を防ぐために日本は国際的に孤立している状況がサラッと描かれています。
※あんまりガッツリ書くとなんか問題があるからかなぁとか思いました。
ちなみに今回コロナショックでグダグダのWHOは、作中ではそこそこマトモな組織として描かれています。
マジで「現実は小説より奇なり。」を実感しました。
まとめ
最近のコロナショックが影響してか見ている人が増えているようですが、内容も今の状態と重なるような部分が各所に観られます。
今後コロナウイルスが無くなることはないはずなので、感染の恐怖に関して周知するためにも是非見た方がいいと感じた作品でした。
最後が感動的な結末と言えるかどうかは人それぞれなので釈然としない感覚を持つ人もいると思いますが、今回のコロナショックを機に観てみてはいかがでしょうか。
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