日本でも海外でもやたらと職場の人間関係を気にする方がいます。
飲み会をやったりホームパーティーをやったりと文化的なものなので馴染めるに越したことはないのですが強要されるとハッキリ言って鬱陶しいことこの上ない風習です。
こういった人間関係を円滑にするためのコミュニケーションを重視するかどうかは各々が判断することだとはいえ、ある程度所帯が大きくなってきたり新しい人間が入ってくる・職場にいる期間が長くなってくると「ちょっとはやった方がいいかな~?」と気になってくるのが人情でしょう。
どのような仕事をしているかという事も影響してくるので長いこと社会人をやっていてもコミュニケーション能力が育っていない人というのは腐るほどいます。
そんな人間がいきなり人と接するとなるとなかなか難しいものですが、今回は超簡単な方法を紹介します。
前提としての考え方があるのでそこをすり合わせたうえで参考にしてください。
人と仲良くする必要がない場合は何もしない。
無理して仲良くする必要はないし、愛想の無駄遣いを止める。
今回のタイトルは「仲良くする方法の解説」ですが、世界中の人間と仲良くしないといけないという事はありません。
むしろ仲良くなる必要があるかどうかをきちんと考えた方がいいというのが本記事の本質です。
なぜなら人間の愛想というのは有限なので無駄遣いをするとすぐにストレスを感じてしまって必要な時に弾切れを起こして使う事が出来ません。
それでも表面上はうまいことやっていく方が社会では楽に生きていけるので必要になってくるのは「最低限で適当で雑だけど有効な方法」です。
言葉はただの言葉、とりあえず口にしておけば役に立つ。
筆者は15年以上接客業など人と関わる仕事・入れ替わりの激しい仕事を長くやってきたので普段の会話から飲み会からお仕事の場面など色々な場面で色々な方法でコミュニケーションをとってきました。
経験上周りとのコミュニケーションをうまく取れないという方の共通点は「コミュニケーションを非常に重要だと思い込んでいる。」という事です。
例えば「ありがとう。」という言葉を使う時はどんな時でしょうか?
ありがとうは相手に感謝を伝えるときだよね。
その通りです。
ただそれ以外の時にも頻繁に使う事があります。
以前の記事でクレーム対応の方法を紹介したのですが、クレーム対応の時も「ありがとう。」という単語は非常によく使います。
実際に筆者は頻繁に使っていました。
では「ありがとう」を使う時毎回相手に感謝の気持ちを持っていたかというと全く持っていません。
必要な言葉だから使っているだけです。
つまりいちいち感情を込めて人と話す必要はありませんし、こちらが心を込めて話そうが相手の受け取り方によってどうとでもなるので気にしても仕方がありません。
打算的に感じて不快な方もいるでしょうが、相手がいい印象を持つ可能性がある単語を意識して使うだけでこちらが何を考えていようが関係ないのです。
上記のように仕事では「いい印象を持ってもらうため」「いい結果につなげるため」と言った言葉選びをします。
仕事だから。
では職場の同僚などとの会話でそんなことを考える必要があるかというと全くありません。
でも仲良くしたほうがいいんだから言葉を選んだ方がいいじゃん。
このように考える方は「コミュニケーションを非常に重要だと思い込んでいる。」という事です。
言葉はただの言葉なので、職場の人間と仲良くなりたい程度であれば「なんちゃって敬語」を使ってるだけで何とかなります。
この考え方を前提にしてご覧ください。
職場で仲良くする方法、とりあえず口にしておけばいい言葉
とりあえず口にしておけばいい言葉は以下の通り。
- 挨拶
- 感謝
- 天気の話
- 褒める
冒頭で書いた通り勘違いしてはいけないのはこれをやったからと言って相手が自分のいう事を聞くようになるとか都合のいいことは起きません。
「仲良くなる=自分の頼みを聞いてくれる・やってほしい事をやってくれる」と本気で考えている方は気を付けましょう。
挨拶
とりあえず挨拶はしておきましょう。
相手が挨拶を返さないという事であればそういう人間であるという事がわかるのでそれはそれで収穫です。
気に入らないのであれば注意してもいいと思います。
挨拶をちゃんとして損をすることはないので筆者はめちゃくちゃ挨拶してました。
感謝系の言葉
何かしてもらって感謝の言葉を伝えるの事は非常に重要です。
感情を込めるかどうかはお任せします。
ただ感情を込めなくても効果はあるので言うタイミングがあれば言っておくことをオススメします。
クレーム対応の時などは感謝の言葉を言って相手の勢いを削ぐという方法もあるので、本当に感謝するタイミングでなくてもとりあえずの予防線として口にするのもアリです。
天気の話
天気の話であれば誰でもできます。
雑談で一生懸命話のネタを探すような方がいますがとりあえず天気の話を振って会話が一往復すればそれでオッケーです。
自分から何でも会話のネタを振らないといけないなんてことはないので一回話を振ってその後話が続くかどうかは相手次第。
別に黙っていても悪いことはありません。
静かにすることを好む人もいますし、「自分は一回話を振った」という事実が重要です。
お客さんでもない人間に一生懸命話をする必要はありません。
褒める
これは自分よりも下の立場の人間にするといいかもしれません。
上に立場の人間にゴマをするのもいいのですが度が過ぎるとめんどくさくなります。
初対面の人間に対して髪型をほめたり名前をほめたりするだけで十分です。
とりあえず自分はポジティブな姿勢であなたに接しますという意思表示をすることで先々にいい影響が出るかもしれません。
まとめ
とりあえず難しく考えずテンプレを使う感覚でコミュニケーションをとりましょう。
誠実な対応、言葉選び、表情に気を遣う事は素晴らしいと思いますが、筆者はそういった事をすべて経て結果的に今回の考え方に行きついています。
とりあえずそれっぽい言葉を言っておくというのが一番コスパがいいコミュニケーション方法なので、変に肩ひじ張ってエレガントなコミュニケーションを目指す必要は全くありません。
人とのコミュニケーションに悩んでいる方は最低限の言葉を発するようにしましょう。
繰り返していると勝手にクオリティが上がってきます。
いいように思われたいなど成果を考える事が一番うまくいかない原因なので気楽にいきましょう。
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