おはようございます。スウェットじゃーじです。
以前ダメな職場環境について紹介した記事の中でも書きましたが、世の中にはマウントを取りたがる人がたくさんいます。
むかし沢尻エリカさん主演のドラマで「マウンティング女子」という言葉が流行ってから「マウントを取る」という言葉が一気に使われるようになりました。
あまりにも使われ過ぎたせいか正しい格付けにも「マウントが…。」と言葉が出しゃばってきています。
そのせいか仕事の上で正しい力関係の判断を誤る人が増えてはいないでしょうか。
筆者は15年以上サービス業で働いてきた中で、ホテルのラウンジや有料ラウンジで見た「格付け」を紹介していきたいと思います。
仕事をスムーズに進めたい方は参考になるかもしれません。
仕事をスムーズに進める人のマウンティング
そもそも「マウントを取る」とは動物が行う「マウンティング」に由来しており、自分の優位性を示すために相手に馬乗りになることを言います。
まず言っておきたいのは今回紹介するのはビジネスにおいての立ち回りと人間の行う無意識の格付けについてです。
私は収入が○○で、車は○○に乗っていて
こういった仕事に何の関係もないことでマウントを取る方法を紹介するわけではありません。
ホテルのラウンジなどでどのような形で格付けがなされていくかという事です。色々な交流会のサービスにも入っていましたが大体は一緒ですね。
まず大前提としてビジネスの人間関係において完全な対等というのはほぼありません。
長年の付き合いがあって対等に近い付き合いができるというのはあるかもしれませんが、ビジネスの交流会などはそもそも主催したホストがいらっしゃいます。(※居酒屋でやるような似非ビジネス交流会の話ではありません。)
ホストがどのような立場の方かにもよりますが、仮に自分よりも圧倒的に格上な肩書の方が主催した交流会・勉強会の場合招待されている方々も自分よりも肩書的に格上である可能性があります。
そんな席で先述したような収入や乗っている車の自慢のようなマウンティングをしたらどうなるでしょうか?
少なくとも今後お付き合いをしたい人間だとは思われないはずです。
そんな席でそんなバカみたいな真似はしないよ!!
なぜでしょうか? マウンティングが大好きな人ならやりそうですよね?
自分より肩書が格上なら負けてるかもしれないじゃん!!
でも肩書が自分と対等だったり格下の方もいるはずですよね?
主催者が自分より圧倒的に格上だったら周りも格上の人が多い気がする。
これが無意識に行っているマウンティングです。
動物の行う実際に馬乗りになるマウンティングと違って人間のマウンティングは「あの人より自分は格上、あの人より格下。」と頭の中で格付けランキングをすることになります。
「公共の場でそんなことをするのは失礼だから。」と言う方もいると思いますが、社会的に立場が上の方の中にはゴリゴリに下世話なマウンティングをしている方もいます。
しかしTPOに合わせて配慮するというのは重要なビジネス上の立ち回りの一つ。
自分のポジションの確立やうまい立ち回りをしたいのであれば無意識のマウンティングを利用することが一番の近道です。
服装をちゃんとしていくのが一番楽
まずは圧倒的に服装が重要です。
変に自慢っぽい事を言わなくてもちゃんとした服装をしていれば会った瞬間に格付けが完了します。
別に高いスーツを着てるとかそういう事ではなくて、まずは清潔感のある格好をしているかという事です。
服装の値段どうこうはそこからの話になります。
カジュアルな集まりだとしてもホテルなどの席ではある程度はちゃんとした格好が求められるので、ホテルの行われる交流会にパーカーで行くのはやめておきましょう。
一昔前のヒルズ族(死語)の影響で「ちゃんと稼いでるから服装なんかジャージでもいい。」なんてことを言う方がいますが、そういった方は自分でチャンスをどぶに捨てている可能性もあります。
いわゆる意識高い人が頻繁に使う「機会損失」ですね。
あなたが「服装なんか関係ない。」というこだわりを持っているように「服装は相手の判断基準の一つ。」というこだわりを持っている方もいます。
ビジネスの付き合いの場合気の合う合わないはそこまで関係ないのでどうしても好き嫌いでしか人付き合いができないということでなければ配慮したほうがいいでしょう。
腕時計・靴・名刺入れなどの小物
営業をやられている方などでよく言われているのが「腕時計はいいものをしろ。」というポイント。
中には「いい腕時計をしていると契約が取れるようになる。」などと迷信を自信満々に放言する方もいますが、高い腕時計をした方がいいかどうかで言うとした方がいいです。
あくまでサービス業をやっていたものからの目線になります。
不快に感じる方もいるかもしれませんが人はそれぞれの自分の収入に合わせたお金の使い方をします。
例えば小学生の頃の筆者は学習塾の帰りに100円で売られているコンビニおでんの玉子を贅沢だと感じていましたが社会人がコンビニおでんの玉子1個の買い物を贅沢だと感じることはありません。
これと同じようにお金を使う感覚というのが収入によって違います。
高い腕時計をしているからお金に余裕があるのではなく、お金に余裕があるから高い腕時計をしているということです。
これは同じように見えて全く違いますが、高い腕時計をするメリットというのはここにあります。
本当にお金に余裕があるとかそういったことは初対面の人間にはわかりませんが腕時計がある種の身分証のようなものになり、「あなたとやり取りするに足る人間ですよ。同じ金銭感覚の人間ですよ。」と言外に訴えることができるのです。
営業の方などはある意味相手と同じ土俵に立たないと仕事が始まらないのでいい腕時計をするのは必須と言えるかもしれません。
金銭感覚が近いかどうかというのはビジネスの上で非常に重要です。
仮に一緒に仕事をした相手と必要経費の話をしていた時に相手との間に金銭感覚での乖離があった場合スムーズに話が進むことはないはずです。
腕時計以外にも革靴や名刺入れなどの小物も重要です。
革靴を使い分ける
革靴に関していえば歩き回った結果つま先が反り返ってきているような靴を「ギョーザ靴」と言います。
近年ではくたびれた靴を履いてくることはNGのような考え方がありますが、靴底がすり減って反り返った靴を昔は働き者の証と見ていたこともあるので一概にどうとは言えません。
個人的にはきれいな革靴を履いていくことをオススメしますがとらえ方は人それぞれです。
キレイな革靴を履くという前提でもう一つ注意したいのが革靴のデザインについて。
- ストレートチップ
- Uチップ
- ウィングチップ
- プレーントゥ
フォーマルな席はストレートチップを履いておけば問題ないでしょう。
きっちりしたい方は靴ひもを通す部分(ハトメ)がピッタリ閉まる内羽根靴を履くとフォーマル度が上がります。
カジュアルな席、遊びの席であればウィングチップも華やかさがあってよいと思います。
細かくこだわる方は少ないとしても知識としてこれらだけでも押さえておくことをオススメします。
まとめ
今回はマウンティングという言葉を切り口に服装について紹介しました。
動物のように露骨に上下関係をつけようとするのは人間世界には馴染みませんので、服装や小物で周りと差をつけると自然な形での格付けが完了すると考えます。
他の記事で紹介した自己呈示・セルフプロデュースなので自分の希望通りに物事を進めたいとき、自分の主張を受け入れてもらいやすいようにマウンティングするとビジネスがスムーズに進むかもしれません。
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