「RRR」!! インド映画はスーパーエンターテイメントだ!!




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おはようございます。ぱじ山ねまきです。

最近TwitterなどのSNSやテレビでも大人気の「RRR」を観てきました。

上映開始してからだいぶ経っていたので「なんだったらネットフリックスとかに配信で来てからでいいかなぁ。」と考えていましたが、お仕事のタイミング&よく行く映画館の上映タイミング的に合っていたので「これは観に行けって神様が言ってるのかも?」という事で行ったんですが、

最高

ラージャマウリ監督は神。

面白過ぎてしばらくは「RRR」の話ばかりしてました。

今回は筆者の人生に衝撃を与えてくれた「RRR」の魅力など話していければと思います。

内容を含めてレビューするのでネタバレを含みます。

ネタバレしたところで最高っぷりは全く変わらないのですが、気になる方は読まないようにしてください。

目次

日本よこれがエンターテイメント映画だ!!

まさにエンターテイメント、映画とは娯楽であり人生を楽しくするものであるという事をまざまざと見せつけてくれる「RRR」。

あまりの最高っぷりに筆者は「RRR」のBlu-rayが出たらし買うし、少しでも劇場での感動に近づけるために85型テレビも購入するでしょう。

映画内でのシーン全てに意味があり、見事な伏線とその伏線回収の見事さに見終わった後の満足感たるや料理のフルコースを存分に楽しんだ後かのよう。

上映時間が3時間あるので「あっという間」というのは嘘ですが、それでも3時間を観客を離さない映画力はいくら称賛してもし足りないほどです。

インド映画のとんでも展開に目が離せない

筆者はインド映画にあまり触れてこなかったこともあり劇中のとんでも展開が楽しくて目が離せませんでした。

公式がYOUTUBEやCMで紹介している主人公の二人ラーマとビームがロープで振り子のようにぶら下がって橋の下で手をがっちりと掴むシーン。

非常に印象的で大規模の爆発も起こっているので初めて見た時は映画のクライマックスシーンだと思いました。

なんとあのシーンは映画が始まって15分ぐらいのシーンで序盤も序盤です。

またあの大迫力のシーンでなぜあんな動きをしているのかというのもハンドサインの身の打ち合わせのとんでもない作戦の行動の後なので「それハンドサインでは無理だろ!!」と心の中でツッコミを入れつつ拍手喝采。

いわゆる「そうはならんやろ」→「なっとるやろがい」のお手本のような超展開で一気に引き込まれます。

また主人公の一人ビームの仲間たち(ゴーント族)もあまりフォーカスされずにサラッとやってるけどとんでもないことばかりやっているので映画を観終わった後に「あれってよく考えたらとんでもないよね笑!?」と言いたくなる事ばかり。

特に足の速さに定評のあるラッチュ(ビームの仲間)が拷問の果てに繰り出す蛇を使った技は少年ジャンプでやっていた「男塾」であれば幻の奥義として技名がついていてもおかしくないレベル。

眠り粉を渡すのが遅めののんびり屋さんのジャング(ビームの仲間)もおびえながらもイギリス領事官にトラックで突入する思い切りの良さと天幕を巻き取る超人的な動きに「スゲー!!」となります。

脇にいる人物がそれだけのとんでもない動きをするのに主役二人が全く食われないのはなぜか!?

もっととんでもないことしてるから

簡単。

もっとトンデモないことを山ほどしてるから。

逆にこんなとんでもない主役の周りにパンピーがいていいわけがないわけで

じゃーじ

あれだけとんでもない主人公の仲間だからこれぐらいは当然か。

ぱじ山

主人公二人がとんでもないからこれぐらいやらないと存在感全くなくなっちゃうもんね。

大谷翔平がホームラン打ち過ぎて三振取り過ぎて感覚がマヒってしまう感じとちょっと似てます。

敵役もちょいちょいとんでもない動きをするので「次はなんだ次は何を見せてくれるんだ」と夢中になれます。

それが一発芸的にフォーカスされているのではなく作中のシナリオの流れで自然に出てくる事が本当にスゴイ!!

ナートゥをご存じか?

RRRを見ていなくてもYOUTUBE・Twitter・Instagram・Facebook・TikTokまたはテレビなどいずれかの媒体で誰もが見たことがあるであろうダンス「ナートゥ」。

イギリス人に「野蛮人にダンスが踊れるのか?」とバカにされた後に主人公二人が披露するこのダンスはイギリス支配下の植民地時代のインドを背景にした作中において非常に明るい雰囲気で、いわゆる差別に対する反抗を軽快なステップと音楽で魅力的なシーンに作り上げています。

歌詞においてもラージャマウリ監督から「他者を批判することは絶対に書かないでください」という指示があったことからも、とにかくポジティブな雰囲気なシーンにしたかったのであろうことがわかります。

重力仕事しろ

鼻持ちならないイギリス青年「ジェイク」にバカにされた後に始まる主役二人の超絶ダンス。

音楽が始まってすぐのラーマとビームの決めポーズは非常にインド的に感じられ、有識者いわく大地を強く踏みしめるようなポーズと天に向けた力強いポーズというのはヒンディー教の神様のポーズ由来にした振付かもしれないとのことです。

踊っている途中でジェイクが邪魔に入り、邪魔するなとばかりにジェニー(優しきイギリス女性)が突き飛ばした後の主役二人のサスペンダーを使った振付からの二人のダンスは本当に素晴らしい。

重力仕事しろ

二人の体幹がシッカリしているからかわかりませんが二人とも浮いてます。

マネをしている方を方々で見かけますが、やはりインド映画でスターの地位にいる俳優のダンスは桁が違う。

ダイナミックで切れのある動きで攻撃的にも見えそうなほどの大きな激しい振付でありながら、イギリス青年との対決の場であるというのに終始楽しげな雰囲気になっているのも特筆すべき点でしょう。

待ってました!スーパー神モード「ラーマ」&「ビーム」

こうじゃなきゃ!!

ただの悪党ではないイギリス総督に苦しめられるラーマとビーム、「スカッとさせてくれ!!勝ってくれ!!」とちょっとフラストレーションが溜まってきた我々観客が「待ってました!!」と叫びたくなる超展開はもはや一種の快感!!

脳みそにビリビリと電流が流れるかのような無双展開!!

最高

ただただ最高

「そんなことできるなら銃いらんやろ。」とかは映画を観終わった後に口に運ぶのを忘れてたポップコーンと炭酸が抜けきったペプシをつまみながら誰かと笑いながらツッコめばいんです。

神モードとして覚醒する主人公二人のシーンは専用の歌も相まってとにかく素晴らしい。

2時間半ほど見続けて「RRR」の展開に慣れ「次こうなるんじゃない!?」と劇場全体がなってきたところで「待ってました」の展開。

まるでみんなで理想のチャーハンについて話していて大体の意見がまとまってお腹が減ってきた時に理想のチャーハンがとんでもないクオリティで提供されるかのような興奮。

これが嬉しくないわけがない。

作中の興奮が集約されていたシーンを観た後は何かを成し遂げたかのような満足感とともに大団円のラストシーン。

そして出演陣のダンスによるいわゆるカーテンコール。

立ち上がって拍手をしそうになりました。

しておけばよかった。(反省)

これがインド映画か。



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