慣れや感覚で仕事を覚えるデメリット3選




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同じ仕事をそれなりの期間続けていると仕事を大体の感覚(慣れ)で行う事が多くなってきます。

作業の内容が細かく決まっている仕事でも職場に慣れてくると「なんとなく」で許される雰囲気もあるもので、そういうものだと考えてそのままなぁなぁで済ませてしまう事が無いでしょうか?

一見慣れや感覚で仕事をこなす姿というのは仕事が出来るように感じさせます。

しかし筆者の経験からすると慣れや感覚だけで仕事をすることはお勧めできません。

完全にダメとは言いませんが他人と継続して仕事をするとなると慣れや感覚だけで仕事をするというのはトラブルの原因になる事が非常に多いです。

仕事をする上で「こうしたほうがいい」という方法がありますが、「やらない方がいい事」がどんなデメリットを生むかという事も認識しておくと「やった方がいい事」のメリットも明確にわかってきます。

今回は仕事においてやった方がいい事のメリットをはっきりと感じるために、慣れや感覚だけで仕事をするデメリットについて解説していきたいと思います。

目次

慣れや感覚で仕事をするデメリット

まず最初に言っておきたいのは慣れや感覚で仕事をすることが完全なNGではないという事。

慣れや感覚【だけ】で仕事をする、覚える事がNGだという事です。

慣れや感覚だけで仕事をすることのデメリット3選

  • 新人に仕事を教える事が出来ない。
  • 知識のアップロードの邪魔になる。
  • 報・連・相が出来ていない状況を作る原因になる。

細かく言及するのであればもっとたくさんありますが、他者・自分・職場へ与える影響の3つの要素に絞っています。

新人に仕事を教える事が出来ない。

慣れや感覚だけで仕事をしていると新人(他人)に仕事を教える事が出来ません。

ほとんどの職場には業務マニュアルがあるので問題ないだろうと考える方は「なぜ業務マニュアルがあるか?」という事を考える事をオススメします。

もちろんマニュアルを作る事で新人教育の時間を短縮するという事も一つの重要な要素ですが、仕事の内容をきちんと言語化・視覚的に認識出来るようにしておくことで業務内容の伝達を効率的に行うためです。

つまり慣れや感覚だけで仕事をしている人間は他人へ仕事内容を正確に使える手段を持たないので教えることもできないという事です。

じゃーじ

それは大げさじゃない?

確かにどのような仕事をしているかによって程度の差というのはあります。

しかし「これは感覚的な仕事だからしょうがない。」という感覚で全員が仕事をしていたら仕事のクオリティが全く安定しませんし特定の人間しかできない仕事が増えてきてしまい、新人も育ちません。

これは以前「逆転人生」という番組で獺祭のメーカーとして有名な旭酒造のエピソードでも紹介されていました。

職人の感覚だよりだった仕事を完全にデータ化することによって品質の安定化を図り、そこから得たデータで品質の向上を図る事によって獺祭は現在の商品価値を築いたそうです。

有名企業のエピソード一つで納得できない方もいると思いますが、ご自身の経験から思い当たることはないでしょうか?

自分が教える側ではなく教えられる新人側だった時に

じゃーじ

感覚的に言われてもわからないし、
それで間違ってる・仕事が出来ないと怒られるのは理不尽だ!!

こう感じたことがあるはずです。

筆者は接客業で働いている時数えきれないほどありました。

知識のアップロードの邪魔になる。

慣れや感覚だけで仕事をするのは仕事の知識のアップロードの邪魔になります。

簡単に言うと自分の感覚とずれる事を嫌ってアップロードを拒否するようになってしまうからです。

効率的な仕事のやり方が導入されたとしても自分の慣れや感覚を優先する人間というのは少なくありません。

過去の記事でも紹介しましたがExcelの表計算の方が圧倒的に早くて正確なのに手計算を強制する老害などがそうですね。

2021年現在さすがに絶滅したと思いますが筆者が社会人になった2006年頃は珍しくありませんでした。

新たなものが導入されると当然勉強しなくてはいけません。

手計算だったものがExcelになるというのはかなり顕著な変化ですが、細かな変化であればどこの職場でもあるはずです。

報・連・相が出来ていない状況を作る原因になる。

日本人は「ツーカーの仲、阿吽の呼吸」などの言葉がとにかく好きですが、これは小説やドラマなど製作物の弊害です。

細かく確認をせずに他人と完璧な連携が取れる事は絶対にありません。

近年は外国との仕事をする方も増えてきていると思いますが、言葉のニュアンスの違いでトラブルが起きるような社会になってきているのに慣れや感覚で仕事をするのは雑であり、杜撰であり、手抜きです。

細かく確認や連絡するというのは情報の共有や責任の所在をはっきりさせるために非常に重要です。

またその職場において長く在籍しているという理由だけで自身の職位を超えた判断をする人間というのが確実に現れます。

「あの人が言ってるんだから多分これぐらい(上に確認せずに判断しても)いいんだろう。」というなぁなぁで事を進める事が後々とんでもないトラブルを呼び込むこともあるので気をつけましょう。

会社に損失を出した場合、自分がその場にいたのであれば連帯責任になっても文句は言えません。

まとめ

仕事において慣れや感覚は大事なことですが、それだけで仕事をするのはあってはいけない事です。

慣れや感覚だけで仕事をすることのデメリット3選。

  • 新人に仕事を教える事が出来ない。
  • 知識のアップロードの邪魔になる。
  • 報・連・相が出来ていない状況を作る原因になる。

今回挙げた上記3つもあくまで例にすぎませんので細かく言えばもっとたくさんありますし、ご自身の職場に照らし合わせればあれもこれもと思い当たる節があると思います。

世の中には「どうしてあんなに仕事が出来るんだろう。」という超感覚で仕事をしている方も確かにいます。

しかしそういった方は報連相や基本的な部分を理論立てて仕事をしていて、それが脊髄反射で行えるぐらい身についているので感覚的に行っているように見えているというのがほとんどです。

新社会人・中途採用どちらにしても職場に慣れ始めた頃、自分の次の新人が入ってきたときに仕事内容をきちんと言語化できるかなどの確認をしておくと今回紹介したようなトラブルを避けられる可能性が上がると考えます。



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ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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