仕事の安全管理・危機管理が出来ていない職場は即辞めましょう




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タイトルの通り安全管理がずさんな職場はすぐにやめましょう。

理由は非常にシンプルで命にかかわるから。これ以上の理由はありません。

今回は過去に経験した事例をもとに仕事の安全性について考えてみます。

人によってどの程度の安全対策がなされていることで安心するかというのは変わってきますが、筆者の経験上安全対策をおざなりにしている現場と言うのは社員一人一人の危機意識と言うのも非常に低いです。

筆者は接客業・飲食業に15年以上従事してきました。

大きな宿泊施設などになると大きなイベントを催されることがあり、足場を組むなどは専門の業者がやるのですが簡単な力仕事はサービスマンが行う現場も少なくありません。

簡単な力仕事と言っても一つ間違えれば骨折、またはそれ以上の事態になるような作業もあるのでヒヤリとするような場面もたくさんありました。

過去に労災についても書いているのでそちらと合わせてご覧ください。

どんなに安全に気を付けても事故は起きるものなので気をつけましょう。

筆者自身仕事中に負った腰のケガ(正確には股関節のケガ)の影響で立ち仕事が出来なくなったことが違う分野への転職のきっかけになっています。

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目次

安全に対する意識が低い人間が多い職場は、危険なことを気軽に行う。

まず命の危険に直結するような職場というのは安全管理に関して非常に厳しくなります。

これは当然に感じるかもしれませんが、逆に言うと「命の危険に直結しないであろう。」という考え方、想像力が足りない職場というのは安全管理の意識が低くなります。

命の危険に直結するような事故と言うとどのようなものかという事がピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、興味がおありの方は厚生労働省のHPをぜひともご覧ください。

厚生労働省HP↓

労働災害事例

挿絵がポップな絵柄で描かれていますが負傷~死亡事故まであらゆる事故の事例が載っています。

上記の内容を見ておけば危険に対しての意識が高まると思います。

じゃーじ

でもうちはこんな感じの仕事をしないから大丈夫www

逆にこういった考えが浮かんだ方は要注意です。

冒頭に書いた通り筆者は簡単な力仕事もしており、出向先の宿泊施設によっては足の上に落とせば簡単に足が折れるような重い什器もありましたし、宴会場を分割する何十キロもある高さ10メートル近い大きなパーテーションの操作もありました。

確かに厚生労働省の災害事例に載っているような内容に比べれば圧倒的に安全かもしれません。

しかしそういった什器の移動などは日常的、それこそ1日に何回も行うので慣れてしまって「危険だ。」という意識が希薄になります。

結果大きな事故が起きてから慌てる結果になり、責任の擦り付け合いになります。

危険に対して意識が低い人間は危険なことで遊ぶ・ふざける。

大きなものを搬入する時にフォークリフトを使用する場所もあります。

フォークリフトは色々なものを載せて超重量になったパレットの下にリフト部分を差し込んで持ち上げて運ぶわけですが、持ち上げた後に周りの人間のギリギリで止まって壁などの間に挟むフリをするなど目を疑うような遊び方をする人間がいます。

ちょこちょこニュースで工場での事故死などが取り上げられますよね。

そういったニュースを見ると今でも「気の毒に。」と思いますが、冒頭で書いたような危険行為でふざけている光景を見て「そりゃ死亡事故起きるわな。」と納得した事を覚えています。

事故が起きたらどうするつもりなんでしょうね?

労災が認められたとしてもケガはしているわけですし完全にもとに戻るかもわかりません。

後遺症が残るかもしれない。

死亡事故につながるかもしれないなんて微塵も想像しないのでしょう。

2022年8月30日追記

フォークリフトで“ブランコ”8歳女児死亡 重さ150キロのパレットが頭に落下し…

2022年8月28日に痛ましい事故が発生しました。

フォークリフトは遊具ではありませんのでこのように事故につながることが十分あります。

使用に慣れてきている現場ではフォークリフトも忙しく動き回っているので動線に立っている人間が怒鳴りつけられることもあります。

十分な安全マージンがとられていない職場はすぐにやめましょう。

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危機管理の意識が低い上司の下からは即逃げる。

危機管理が甘い上司と言うのは危機管理の意識が低いまま出世しているのでまず改善はしません。

だって今までこれでやってきたから。

誰かが大けがしても本人の不注意だというかもしれませんね。

安全管理に関して会社内でガイドラインを作らない。

筆者は企業相手の引っ越し屋として事務所移転の仕事を数年やっており重たいものの運び方などに関して知識がある方です。

その時の経験が宿泊施設の改装作業の時も非常に役に立ちました。

当然ですが改装作業と言うのは普段やらないので宿泊施設の人間は勝手がわかりません。

部屋の中にある金庫などを運び出したりと言った仕事は社内の人間でやっていたのですが、ものを台車に乗せる事さえまともにできないといった具合です。

それでも事前にガイドラインを決めておけば何の問題もありません。

「落としたら危ないから少しずつ運ぼう。」という発想になればまだしも、「倉庫と部屋を往復するのがめんどくさいからとにかく載せるだけ載せて運ぼう。」という指示を出した上司がいました。

  • 落として壊れたらどうすんの?
  • 落とした拍子に周りにぶつかって設備破損したらどうすんの?

このように危険に関して全く勘が働かない人間もいます。

考えすぎだろと感じる方もいるかもしれませんが、事前にガイドラインを社内でちゃんと作っておけば何の問題もないことなので場当たり的に指示を出すこと自体がおかしいのです。

危機管理・安全対策の甘い現場では人間が軽く扱われる

ガイドラインもまともに作らない職場では事故が起きた時、「〇〇さんの不注意です。」で済ませて具体的に改善策を考えられることがありません。

めんどくさいからかもしれませんが、そんな職場が社員を大事にするとは思えません。

今日自分に事故が起きなかったから次も安全とは限りません。

思い当たるふしがある方は早めに転職することをオススメします。

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