学校や会社で教えてくれない事というのが山ほどあります。
正社員の場合は縁のないこともありますが、近年は国が副業を奨励するようになったように世の中の仕組みも色々と変わってきています。
今回紹介する内容は昔からある事で最近の話ではないものの自分から勉強しないと全く知識が入ってこない事柄です。
普段から情報収集をする癖をつけておくといざという時もうまいこと立ち回る事が出来ます。
二重派遣や労災申請など知らないとまずいこと
今回は特にわかりやすくこの二つにまとめてみました。
- 二重派遣
- 労災申請
身近なところで言うと助成金の申請の仕方などもありますが、筆者が働いてきた中で偶然知って「そうなんだ」となったことになります。
二重派遣ってわかる?
まず二重(多重)派遣に関して簡単に言うと大元の発注から二つ(三つなどの場合もある)の会社を経由して派遣者に仕事が来るという事です。
昔CMや広告をバンバンうっていたグッドウィルはこの二重派遣関係で逮捕者が出たりして廃業しましたね(2008年頃)
最近の若い方には聞いたことがない会社名だと思いますが、筆者を含めた2002~2006年頃まで大学生だった方(現在30代半ば~後半)にはかなりなじみ深い名前の会社だと思います。
筆者は学生時代引っ越し業者(グッドウィルではない)でよく日雇いバイトしていましたがあれは多分二重派遣ですね。
二重派遣や偽装請負に関して厚生労働省側でも注意喚起しています。
派遣労働者が、さらに、派遣先から別の会社に派遣されて指揮命令を受けてい
れば、二重派遣であり、派遣会社も法違反となります。
派遣会社の事業所の皆様へ – 厚生労働省
リンク先のPDFに更に詳しく書いているので派遣で仕事をされていて二重派遣について知らないという方は一度目を通すことをオススメします。(派遣される側へのPDFも別にあります。)
社会的に話題にならないと問題が顕現しないから怖い、勉強の必要性を感じない
上記の通り筆者は「二重派遣」という言葉を偶然知るまでは禁止されていることだとすら知りませんでした。
逮捕者が出てニュースなどで話題になってからじゃないと問題として認識するのが難しく
あれ?うちもそうじゃない?!
となるのは話題になって自分から調べるようになってからです。
今でも平気で行っている派遣会社はあると思うので気を付けましょう。
問題が起きてから勉強するのではなく普段からこういった話題に触れるようにしておくといざという時も上手に立ち回ることが可能です。
このブログでは転職や退職について書くことが多いですが、実際に転職・退職する場合はまず間違いなくハローワークにお世話になると思うので職業安定法に関してググってみてもいいでしょう。
※二重派遣は職業安定法の第44条で禁止されています。
世の中が教えてくれない労災の申請方法
労災保険は労働中の災害(労働災害)や通勤中の災害(通勤災害)で発生したケガ・病気・障害に関しての保険で補償するものです。
正式名称は労働者災害補償保険、働く人の生活を守るための社会保険ですね。
基本的に自分が勤めている会社と労働契約を結んでいれば労災を申請することが可能です。
一般的には会社の労災申請をすれば会社(会社が契約している社労士)が代わりに手続きをしてくれるはずです。
重要なのはどのような状況が労災に該当するかという事です。
上記の労働災害や通勤災害が該当するのですが、労災保険の費用というのは事業者が払う義務があるので有耶無耶にしてこようとする場合があります。
事業者は労働災害の防止義務・補償義務・報告義務があるのでこれを怠るのは労働基準法や労働衛生法などの違反になります。
労働基準監督署への虚偽の申請は刑事責任に問われる内容になるので「まぁまぁwww」では済まされません。
日本人は同調圧力によって有耶無耶にすることが少なくありませんが、調べてみればきちんと労働基準法などで禁止されていることがたくさんあります。
勉強せずに損をするのは自業自得
実際筆者は若いこと大して勉強しなかったので大いに損をしてきました。
仕事が忙しいから申請している暇がない。
そんなことを勉強するよりYOUTUBEを見たい。
教えてくれないなんてひどい。
空気悪くなるから別にいいや。職場の和が大事。
これらは全部勉強しない言い訳で、バカの意見です。
知らなくて損をするのは自分で、損をするのは勉強しなかった自分の責任です。
今回は二重派遣と労災に関して書きましたが、他にも助成金の申請方法など勉強して得をするため事柄は山ほどあります。
自分の身を守るのも楽をするのも自分の勉強次第
最近はコロナの影響で助成金に関して注目されるようになっていますが、子育てに関しての助成金などは各自治体で支給されています。
自分の申請が通るかどうかは置いておいてまずは「助成金」「労災」など検索して調べてみましょう。
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