もともと「逆張り」というのは株式投資で「株が上がっている時に売って下がっている時に買う」という通常とは逆の運用方法をさします。
ネット上でいつごろから盛んに言われるようになったかは定かではありませんが、2チャンネルやTwitterなどネット上での意見交換が一般的になってから大勢の意見の反して逆の意見をいう事も「逆張り」と呼称されるようになりました。
しかし「逆張り」という言葉の浸透自体はごく最近だとしても、職場などにおいて周りとは違った思考法・発想を好む人間というのは一定数います。
特に筆者がいたようなサービス業では仕事の流れはテンプレが出来上がっているため「自分は違った考え方を持っている」と「個」を出したがる人間が少なからずいます。
「逆張り思考自体」を目的にするとトラブルになる
逆張り思考をする事自体を目的にしているとトラブルになります。
冒頭で書いた通り逆張りは大勢に反した発想・行動をとる事です。
それが組織の改善や作業工程の改良のために行われているのであれば革新的な発想が出来ているという事なので素晴らしいことですが、革新的な発想というのはそうそう生まれません。
もちろん古い体制のまま長年業務を続けている会社に若い方が入社したら不合理だと感じる事少なくないと思います。(Excelを使わないとか)
しかし改革を謳うのであればきちんと改善方法まで提言するのが当然です。
思い付きの逆張り思考は和を乱す
そもそも逆張り思考が正しいことはほとんどありません。
色々な意見や発想が出てくるのは望ましいことですが、逆に「自分が簡単に思いつく逆張りの提案を会社にいた今までの社員が思いつかなかったと思う?」というのが正直なところです。
逆張り思考は和を乱しやすいので職場の場合は気分でやらないように気を付けましょう。
職場の和を乱さずに改善する発想が出来れば最高
筆者が働いていた業界だけではなくどこの業界でも尖った新人というのは湧いてきます。
職場の和ってそんなに大事ですかwww
大事だよ。
新人が思い付きで口にした計画性も合理性も採算性もない提案より圧倒的に大事。
無責任な逆張り発言はネット上だけ
無責任な逆張り発言はネット上だけにしましょう。
当然誹謗中傷はダメ、絶対。
「嘘を嘘と見抜ける人でないとネットを使うのは難しい」そんな感じの名言がありましたが、筆者は部分的に非常に賛成です。
重要なのはネット上の情報すべてが嘘ではないという事。
見抜けなかったとしても何度か騙されていると注意深くなり、ちゃんと勉強してから行動するようになります。
なにも勉強せずにすべてを嘘と見抜くのは不可能です。
嘘情報を発信するのは論外ですが、Tiktokの投稿欄でちょっとした逆張り発言であれば問題ないと思います。
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