地獄の引っ越し経験から学んだコツ、事前の準備と断捨離。




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一人暮らし・ファミリータイプ・事務所移転など色々なタイプの引っ越しがありますが、初めての場合何から始めたらよいか戸惑ってしまうと思います。

今回は幼少期から多くの引っ越しを経験し、実際に引っ越し業者で働いていた経験から引っ越しのコツを紹介します。

目次

引っ越しのコツ「捨てる」

まずは捨てます。流行りの断捨離です。

「引っ越しの時は何社も見積もりを取って業者を選ぶのがお得etc…」というのはありますが、まずは無駄なものを捨てましょう。

見積もりを取るのはそのあと。

何回も引っ越しを経験している方だともはや無駄なものを買う事自体しないと思いますが、引っ越しに慣れていない方はとにかくモノが多いのが特徴です。

筆者の実家は無駄にモノが多い家だったので子供の頃は引っ越しは非常に大変なものだというイメージがありましたが、引っ越し業者で働いていた経験から言うと、無駄なものをキチンと捨てておけばファミリーサイズ程度の引っ越しであればあっという間に終わります。

普段からいらないものは捨てる習慣をつける

生活習慣の習慣の一つとして普段からいらないものを捨てておくと引っ越しが非常に楽になります。

これは当たり前のことなのですが出来ていない人が多いです。

引っ越しのプランの一つで業者は梱包をせず運ぶだけというプランがあり、新生活シーズンは価格の安さもあって人気プランの一つです。

ただ筆者の経験上自分で全ての荷物を梱包できている人は少ないです。(梱包のうまいヘタは関係ありません。)

ひどい人の場合引っ越し当日に全く梱包していないケースもあって、いろんな方と会った経験から言うとそういう人は「梱包しない」というより「できない」です。

じゃーじ

業者側から「こうしてください。」という指示を受けて初めて詰め始める感じですね。

荷物が多くて自分が何を持っているか把握できていない方はこの傾向が強いです。

自分でできない場合は思い切って完全に業者お任せのプランにする

自分で梱包できない場合はすべてお任せするプランを選ぶことが超重要。

引っ越しの作業ができない理由というのは仕事が忙しいとかいろいろあると思いますが、とにかく価格だけ見て安いプランを選ぶのは最悪です。

出来る事と出来ない事をちゃんと判断しましょう。

引っ越し業者を辞めて15年以上経つのではっきり書きますが、業者からすると「自分でできないなら金を使え。」というのが本音です。

人を動かすにはお金がかかります。

楽をしたいのであればその分お金を使いましょう。

サイトでプランの金額の数字を見比べると安いものを選びたくなりますが、しっかりとした金額のプランは作業員も多いですし業者側も作業時間をちゃんと割いてくれます。

逆に安いプランは時間勝負で最低限の人数で件数を回さないといけないので細やかなサービスを要求するのはただのワガママです。

日本は特に人を雇うにはお金がかかるという感覚が希薄なので、その考え方の人が安いプランを選んでしまうと最悪。

欧米の方は自分で全く作業しない代わりにしっかりとお金を払う方が多かったです。

引っ越し業者の作業中に慣れていない素人が手伝おうとしてくるのはハッキリ言って邪魔です。

ちょっとやそっとのコツではうまく出来ない。引っ越しは事前の準備が重要。

引っ越しに慣れていない人が少しネットで聞きかじったコツで梱包をうまく出来るというのはあまり考えられません。

普段からいらないものを捨てていたり事前の準備をしておくことが重要です。

筆者が考える引っ越しのコツ(基本)

本は大きい段ボールに詰めない

布テープなどでしっかりとテープ止めしないと重さで底が抜けます。

重くなりすぎると自分で動かすときにギックリ腰になる可能性があるので、大きな段ボールに大量の本を詰め込むのは何のメリットもありません。

テレビのコードなどに番号を書いたシールを貼っておく(超オススメ)

引っ越しの時テレビやPCのコード類をコード類だけでまとめる方がいるのですが、引っ越し先でどれがどれかわからなくなるというトラブルが少なくありません。

業者は慣れているのでわかる人間もいますが搬入後の設置はプランによってはやってくれません。自分でやる必要がある場合は番号を書いたシールを貼っておくとスムーズに設置できます。

引っ越し先の間取り図に番号を振って段ボールの搬入位置をわかりやすくする

引っ越し先の間取り図の部屋ごとに番号を振っておきます。

例えば①の番号を振った部屋に運び込む段ボールには①と書いておきます。

こうしておくと引っ越し業者もわかりやすくなるので作業が早くなります。

また「夏服」「冬服」などの表記の場合、家族でもお母さん以外はわからないという事があり、引っ越し先で「そっちじゃないって言ったでしょ!!」と家族喧嘩が始まることがあるので自分だけがわかる表記はやめておきましょう。

これらのコツはそれなりに事前の準備が必要になるので、遅くても引っ越しの1か月ぐらい前から不要なものを捨てながら準備しておくことをオススメします。

引っ越しの作業は平日に仕事から帰ってきてできる程度の作業量をチマチマやっていくのが大事なので、1週間前から準備するとなるとよほど慣れていない限りバタバタになります。

毎週末全部引っ越し作業になるのは嫌でしょう?

粗大ごみの引き取りは引っ越しのかなり前から申し込んでおく必要がある。

粗大ごみの引き取りは市役所などに連絡して粗大ごみシールを購入しておく必要があります。

ただ自治体によっては引き取りの日にちが申込日からかなり先になる場合もあるので遅くとも引っ越しの1か月前に申し込んでおく必要があります。

筆者が引っ越し業者で働いていたころは多少の産廃(産業廃棄物)の引き取りは行っていましたが、現在は国からお達しが出て引っ越し業者がゴミを引き取ることを禁止されているので(最近引っ越し業者から聞きました)余裕をもって棄てられるように連絡しましょう。

自治体によっては冷蔵庫など通常の粗大ごみとして出せないものは市が紹介している業者に連絡してリサイクル券を購入する必要があります。

ただ「忙しいから」という理由で引き取りを断ってくる業者もいるので市の紹介している業者ではなく不用品回収の業者をネットで調べてあたりましょう。その方が早いです。

まとめ

引っ越し前にものを捨てる基準などは人それぞれ違いがありますが、事前の準備が重要になるのはどんな人でも変わりません。

引っ越し業者で働いていて遭遇した面倒な人のほとんどは「2日前から準備を始めた」など引っ越し作業を甘く見ている人がほとんどです。

引っ越し作業に来る作業員は当然他人なので、どれがあなたの大事なものなどは全く分かりません。

気持ちの良い引っ越しをしたいのであれば時間をかけて自分で準備をするかお金を払ってしっかりと人を雇うようにしましょう。



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ぱじ山ねまきのアバター ぱじ山ねまき イラストレーター

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