この記事を読んでいる方は大体何かストレスを感じているか、周りの方のストレスをどうにか解消できないかと考えていると思います。
仕事のストレスにも色々な原因があり、それを全て解消するのは非常に困難です。
一つの原因が多方面に飛び火してストレスを増やしてしまう事も考えられるので、現在感じているストレスが解消可能かどうかという事を検証するために、どのような種類のストレスを感じているかを切り分ける事をオススメします。
矛盾すると感じるかもしれませんがどの世にストレスを感じているかを細分化することで解消可能かという事にフォーカスする考え方です。
ストレスの種類ってどんなのがあるの??
ストレスの原因(ストレッサー)のは大まかに下記のように分けられえます。
ストレスの原因
- 肉体的ストレス
-
労働・睡眠不足・痛みなど
- 心理的ストレス
-
怒り・焦り・悲しみなど
- 社会的ストレス
-
人間関係・環境の変化など
では今現在あなたが感じているストレスはこのうちのどれに該当するでしょうか?
ストレスは全て感情が起因する。
いずれのストレッサー(ストレスの原因)にしても全て感情がストレスを感じるかどうかを起因する部分になります。
例えば以前の記事でも紹介したように、「仕事を押し付けられる」と言うとうんざりする響きに感じると思います。
ただその仕事を心から愛していて喜びを感じていたら、肉体的疲労という意味でストレスはかかっていても心理的ストレスを感じることはないでしょう。
いやいやそんなことはあり得ないからwww
ブラック企業の社長みたいなこと言わないで。
ここでお伝えしたいことは人によってストレスを感じる部分が違うという事です。
もう少しかみ砕いて言うと好みの違いで食べるものが違ってくることとも似ています。
以前どこかの大学の研究職の方が
食事に全く興味がないのでサプリとプロテイン、最低限の食事で済ませている。
研究に時間を取りたいから出来るだけ食事に時間を割きたくない。
このようなことを言ってました。
これは「食事よりも研究を優先したい。」という感情があって食事の優先度が低いからこのような生活になっていると考えられます。
食欲は三大欲求のひとつなのでこの例は極端かもしれませんが、食事を何よりも楽しみにしている方に同じ食生活をさせたらストレスまみれでとても耐えきれないはずです。
ソフトな例だと筆者は納豆が好きですが、納豆を大嫌いな人もいるでしょう。
では自分はこんな種類(心理的・肉体的・社会的)のストレスを受けているというのが認識出来たら次に受け入れられるか受け入れられないかを考えていきましょう。
仕事のストレスの何が受け入れられて何が受け入れられないか。
ストレスを受け入れるという考え方自体に拒否反応がでそうですが、逆に全てのストレスをなくすというのも不可能です。
またストレスの原因を正当化しようという事でもありません。
日本人はあいまいな回答をすると世界的に言われています。
ただ筆者の経験上、ストレスに関しては明確にYES・NOをハッキリと決めておくと確実にストレスの軽減につながることは間違いありません。
仮にNOのストレス内容を受け入れる時も「条件付きでストレスを受け入れる」という自分の中でルールを決めておくと、非常にわかりやすく自分の感情をコントロールすることが可能です。
自分へのご褒美を用意してストレスを軽減する(注意が必要)
ストレスを軽減させる一つの方法が「自分へのご褒美」。
シチズンが過去に行った意識調査でもジュエリーを購入する動機に「自分へのご褒美(36.7%)」・「ストレス解消(14.0%)」という回答が入っており、両方合わせると50%を超える方が購入動機としているのがわかります。
この調査はジュエリーに限定したものですが、食事などを自分へのご褒美にしている方もいらっしゃるはずです。
ただ基本的にはストレスを与えてくる人間に何かを要求した方が良いと筆者は考えます。
また自分へのご褒美を自分で用意する事が習慣になると、ストレスの代償行為になってしまい「買い物依存」や「過食」につながる危険性もあります。
先述した「あらかじめルールを明確に決めておく」というのはこのような代償行為に発展してしまうのを防ぐためにも必要な事です。
精神状態は生きて行くうえで非常に重要なので平静を保つことが難しいような職場は転職をオススメします。
基本的に心身ともに調子が悪くなるのは睡眠不足が原因であるといわれています。
調子が悪いと感じたらとにかく睡眠を優先しましょう。
受け入れられない事は受け入れられない。
ここまで読んで「ストレスを何とか受け入れた方が良い。」と読み取ってしまった方にお伝えしたいのは、前項までの内容は「受け入れるのであれば条件付きで」という事なので基本的にストレスは受け入れない方がいいです。
ハッキリNOと言う事は悪い事ではない
仕事の話になると「嫌なことも頑張るのが仕事。」という方がいて、筆者もそれ自体はその通りだと考えます。
ただ「嫌なことも頑張るのが仕事。」と「断ってはいけない。」はイコールでつながらないので本当に無理・嫌ならば断わるべきです。
もちろんほとんどの場合、相手に悪意があるわけではないのでちゃんと話せば変にこじれることはないでしょう。
ここでこじれてどうしても受けなくてはならない時は先述した「条件付き」で受け入れるという感じです。
この「条件付き」は当然その条件を受け入れることでストレスとの釣り合いが取れるかが重要になるので、釣り合いが取れないという事であればハッキリと断りましょう。
ストレスを受け入れるか決めているのは自分
アドラー心理学の「嫌われる勇気」にもあるように今の自分の状況は自分が望んだ状況です。
感情を抜きにして理屈で考えると、今ストレスで悩んでいる人は自分でその状況を選択して今に至っているというのは事実です。
ここで筆者自身の経験を例として挙げます。
筆者は現在個人事業主として働いていおり、お仕事の報酬もそれぞれのお客さん・企業と交渉して決めています。
ここで相手の顔色を優先して低い報酬で仕事を受けてしまうと仕事のモチベーションも下がりますし、ストレスもたまります。
そうなった時誰が悪いのかというと紛れもなく筆者です。
なかには安い報酬を提示してきた相手側が悪いという方もいると思います。
ただ仕事内容に見合わないと感じたのであれば断ることもできるので、承諾した以上筆者の責任です。
会社員の方は報酬の交渉というのをあまり行わないと思うのでピンとこないかもしれませんが、金銭的な話が一番わかりやすいと思い紹介しました。
以前のモチベーションについて書いた記事で紹介した通りツチノコを探しても仕方がないので、会社員の方でも報酬アップを望むであれば転職して自分の希望に合った会社に移った方が遥かに建設的です。
今回のようにストレスの切り分けをして、受け入れるもの受け入れないものをハッキリさせておくと、限界が来るかどうかも分かるので非常に効果的です。
まとめ
今回紹介したストレスの種類・原因
ストレスの原因
- 肉体的ストレス
-
労働・睡眠不足・痛みなど
- 心理的ストレス
-
怒り・焦り・悲しみなど
- 社会的ストレス
-
人間関係・環境の変化など
自分のストレスがどれに該当するかをまずは切り分けて見ましょう。
切り分けたストレスを受け入れられるものと受け入れられないもので分けます。
次に受け入れられないストレスの中でも「条件付き(自分へのご褒美など)」で受け入れられるものと、それでも受け入れられないストレスに分けます。過剰なご褒美は「買い物依存」などの代償行為になるので注意。
ここまでストレスを分けると最終的に受け入れているのは自分であるのが明確になるので、精神的に限界が来る前に自分の状態を把握することが出来ます。
自分の状況は自分が選んだものなので、感情に流されず選択すればストレスを感じない環境を作れます。
買い物や食事以外にストレス解消になるものはこちらで紹介しています。
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