おはようございます。ぱじ山ねまきです。
今回観た映画は「バーフバリ」シリーズ。
前後編に分かれているので全部見ると5時間近い作品になりますがめちゃくちゃ面白かったです。
映画に小難しい設定や内容を求めている方には向いてません。
コロナの影響で自粛生活が続いている中に「映画なに見ようかな。」という人は参考までにご覧ください。
インド映画オススメ「バーフ・バリ」がめちゃ面白い。※ネタバレあり
今回観たのは「バーフバリ」、前後編分かれているので前編の「伝説誕生」と後編の「王の凱旋」の両方を鑑賞しました。
結論から言うとバーフバリめっちゃ面白い!!
王道でベタな展開が多いのが最高、まさしく娯楽映画。
日本で言ったら特撮やCGを使った派手な時代劇映画といったところなので、特撮が好きな方も楽しく見ることが出来ると思います。
私たち夫婦にはドストライクでした。
見たいものを見せてくれる演出と展開が続くので安心感とワクワクの継続が楽しいです。
※「カレーを頼んで出てきたカレーを食べたら見た目通り自分の好きな味のカレーだった。」という感じ。
マーブルヒーローを見ているような感じもあり、すごい期待通りです。
では簡単なあらすじなどを書いていきます。※ネタバレあり
バーフバリのオススメポイント、あらすじなど ※ネタバレあり
タイトルのバーフバリは人の名前で主人公はバーフバリ親子。
前編は息子のマヘンドラ・バーフバリが中心になって進み、前編の後半と後編の大部分はお父さんのアマレンドラ・バーフバリが中心になってお話が進みます。
バーフバリの大まかなあらすじ
舞台は13世紀ごろまでインドで繁栄したとされているマヒシュマティ王国とその近辺の王国群。
主人公の息子・マヘンドラ・バーフバリは生まれて間もなく命を狙われたところを祖母シヴァガミに救われて大きな滝の麓の小さな村に逃げ延び成長します。
ある日滝の上から落ちてきた仮面を見つけたバーフバリは、その仮面の持ち主に会ってみたいと思い滝を上ります。
滝の上にはマヒシュマティ王国があり、バラーラーデーヴァ(実はバーフバリの叔父さん)という王様が暴政をしいていました。
滝の下で拾った仮面の持ち主はバラーラーデーヴァに反抗するレジスタンスのアヴァンティカという美女でした。
バラーラーデーヴァの手下と戦ううちに自分の出自を知ったバーフバリは、母デーヴァセーナと王国を救うために立ち上がるのでした。
大まかに言うとこんな感じで非常にわかりやすく、おとぎ話や英雄譚によくある内容ですね。
バーフバリのオススメポイント
バーフバリのここがいい
- 主人公が超強い
- 景色が超キレイ
- 戦闘シーンがぶっ飛んでる
- インドの文化とかよくわかんないけど面白い
- 結末スッキリ!!
主人公が超強い
主人公:バーフバリがとにかく強いです。
最近の作品でよくあるような主人公の苦悩やウジウジは一切ありません。
完璧人間、特にお父さんのアマレンドラ・バーフバリ。
息子のマヘンドラ・バーフバリの方は25年間村で育っていて英才教育を受けていないため腕っぷしだけという感じですが、アマレンドラ・バーフバリは腕っぷし以外にもちゃんとした教育を受けているため巨大な仕掛けを作ったり人に物事を説いたりとなんでもできます。
そのうえ王族なのに奴隷を差別しない。
インドはバリバリの階級社会なのでひっかかる人はいると思いますがフィクションだから気にしないで。
物語の中で父アマレンドラ・バーフバリとバラーラーデーヴァは王位を争って成長するんですが「いや~こんな完璧超人が横にいたら歪むわな。」って感じです。
ちなみにバラーラーデーヴァが暴政をしいてるシーンはあまりないので正直そこまで悪い王様という印象はありません。
どちらが王様にふさわしいかという所で、戦争の最中に敵が盾にした民間人を見殺しにする・しないというのがポイントになるんですが、、言っても戦争の真っ最中ですからね、、。
史実でも民間人を見殺しにした為政者は山ほどいるので何とも言えません…。
あくまで為政者としてです。
ただ、バラーラーデーヴァはデーヴァセーナを傷めつけることに快感を感じる異常者です。
急にそんなシーンが出てくるので「急にどうしたww」となるのも見どころ。
景色が超キレイ
以前紹介したジャッキー・チェンの「ラストソルジャー」でも書きましたが、海外映画では日本映画にはない凄い景色がたくさん出てきます。
もちろんCGもふんだんに使われていますが、そもそもの景色を作る発想が違いますよね。
最初に息子マヘンドラ・バーフバリが滝を昇っていくシーンでその雄大さに感動します。
実際そんな滝は無いと思いますが、その周りの森にしろ川にしろ日本映画ではお目にかかれない雄大さです。
作中の滝は天に届くような高さなので、登っていくシーンはおとぎ話のワンシーンといった感じです。
設定上滝は1500フィート(約460メートル)だそうです。
※ちなみに世界一の落差を誇る滝はギアナ高地のエンジェルフォールで高さ979メートル。
マヒシュマティ王国の繁栄を表す王国の全容も凄いもので、ほとんどがVFXのようですが王宮のセットも凄まじいスケールです。
正直どこからどこまでがセットかわかりません。
戦闘シーンがぶっ飛んでる
作中では個人同士の殺陣以外に軍勢同士がぶつかり合う戦争のシーンがふんだんにあります。
とにかく戦争のシーンはオススメ。特に後半のマヘンドラ・バーフバリとバラーラーデーヴァの戦争シーン。
「そんな方法で城壁超えるのッ!!?」とツッコミを入れる事間違いなしです。←このシーンめっちゃ好き。
父アマレンドラ・バーフバリの過去編での戦闘シーンもキレッキレのアクションも見どころです。
ただ戦争のわりには戦略的な内容は少なく、メチャクチャ軍議を重ねていたわりに最後は個人の戦闘能力頼りで「三国無双かな?」的なツッコミを入れたくなる人もいるでしょう。
以前見たトレーラー(予告編)で布と投石機を使って火攻めにするシーンは「おぉ~!!」となりますが
そのあとはゴリゴリの殴り合いです。
アクションは派手で見ていて楽しいですがちょっとがっかりする人もいるかもしれません。
インドの文化とかよくわかんないけど面白い
途中で王宮をおわれることになる父アマレンドラ・バーフバリですが、平民と分け隔てなく交流を持ちメチャメチャ慕われます。
その中で村人がバーフバリにご飯を分けるシーンがあり、女の人の手から直接米を食べます。
これが何を意味するのかは分かりませんが「何か敬意を表す行為なのかな?」と考えながら見るのも面白いです。
結末スッキリ!!
最後はバラーラーデーヴァを倒して息子マヘンドラ・バーフバリが王様になってエンディングです。
ダラダラと後日談のようなものは流れません。
バーフバリの好きなキャラ
筆者が前編後編通して好きなキャラがこちら。
カッタッパ
父アマレンドラ・バーフバリを親代わりとなって教育した王家に使える奴隷のお爺さん。
剣で剣を切るほど剣術の腕前に優れた奴隷でめちゃくちゃ強く、アマレンドラと非常に仲が良く嫁さん探しの旅にも随行します。
「めっちゃ強いわりに状況判断甘くない!!?」となるシーンもチョコチョコありますが…コミカルなシーンからシリアスなシーンまであって目が離せない人物です。
一番の見どころは前編の最後に息子マヘンドラ・バーフバリに対してのスライディング土下座(土下座というかスライディング拝謁というか)。
クマラ
母デーヴァセーナの従弟でちょっと鼻持ちならない貴族の男として登場しますが、急にコミカルパートの中心人物になります。
過去編のストーリーの中心に絡んだりと重要人物になります。
見どころはバーフバリにもらった短剣で敵の集団と戦う所と丸太を切れなくて首をかしげる所。
バーフバリまとめ
一時期話題をさらった作品ですが、噂の通り非常に見ごたえのある映画でした。
前後編合わせると4時間半以上になるので全編を通しで見るのは難しいと思いますが、一度見てみることをオススメします。
よく言われるインド映画のダンスシーンはかなり少なめでゼロではないと言った感じなので、ダンスシーンがふんだんにあるインド映画を観たい方はがっかりするかもしれませんが、シンプルにヒーローを描いた映画なので難しい設定などなく娯楽作品として楽しめます。
自粛生活で何を見ようか迷っている方は是非どうぞ。
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