すうぇっとジャージで~す。
コロナウイルスの影響による外出自粛の影響か、Amazonビデオで観ることが出来る映画が増えています。(2020年4月5日現在)
それが理由かはわかりませんが結構新しめの映画も見放題に入ってきているので、以前Youtubeの広告で出てきて気になっていた「モータルエンジン」を観ました。詰め込み感はあるけど超面白い。
最近は見放題対象のものが増えすぎて「へ~こんなに見れるんだ~。」とラインナップを眺めるだけで満足してしまいがちです
新世代のSF映画として三部作ぐらいで作ってくれたらいいのにとなった作品でした。
映画オススメ「モータルエンジン」で新しいSFを観る
今回紹介する作品はこちら「モータルエンジン」。
2018年公開(日本公開は2019年)なので結構新しい映画です。
原作はフィリップ・リーヴ氏の「移動都市」。
原作は全4作(4作目は上下巻)の全5冊。第一弾が2001年に発行されているのでかなり新しい作品です。
新しい世代のSF作品と言った感じで設定からして私は大好物でした。
ジャンル的にはゴリッゴリのスチームパンクでディストピア系。
「モータルエンジン」のあらすじなど
モータルエンジンは今よりもはるか未来の設定で、とある戦争で世界中が荒廃しています。
そんな世界でそれぞれの都市は移動しながら小さい世界を捕食しながら繁栄を続けています。
設定はかなり盛りだくさんで正直映画ではかなりの詰め込み感があるので、「序盤からしっかりと世界に入り込めるように細かい導入が欲しい」という方には正直厳しいかもしれません。
Youtubeにある公式のトレイラーでは序盤の見どころが抜粋されています。
CGもふんだんに使われててかなりいい感じです。
ただ原作の全5作のうちのいい所をギュッとしているので初見で結構「・・・???」となる部分はあります。
とにかく序盤でわかる設定は以下の通り。
- デカい街が小さい街を捕食している
- デカい街は階級社会で成り立っている
- 中世のような街と、近未来的な街がある
- 主人公トムは大昔の技術「オールド・テク」を集めている
- ヒロインのヘスターは復讐の為に生きている
「捕食都市」や「採掘都市」など独自の単語が当たり前のようにバンバン出てきます。
ただ初めてスターウォーズを観た時もこんな感じだったので私は好意的に見ていました。
かなり大掛かりな設定のため世界観を作りこむための仕掛けが多いので「こういうものだ。」と割り切ってみるのをオススメします。
ただ正直なことを言うと冒頭に書いた通り、もうちょっと丁寧に全3部作ぐらいで作ってくれたらよかったのにと思える作品ではありました。
「モータルエンジン」の見どころ
世界観を作りこむCGもさることながら出演者のアクションシーンもたくさんあります。
序盤で観客を作品に引き込む為か
えぇっ!!そんないきなり!!
っていうぐらい突然のアクションシーンにビックリします。
まだ映画の世界観の説明もそこそこに(ほとんど説明はないけど)とんでもないアクションが始まります(笑)
私の場合まんまと「お~、とりあえずもうちょっと見てみようか~。」的な気分になったので製作陣の思うつぼだったのでしょう。
モータルエンジンの世界の都市というのは、車輪(キャタピラ)が付いていて移動している都市や空中に浮かんでいる都市、海上に立っている都市や移動しない通常の都市など街の成り立ちが様々でそれを見ているだけでもワクワク出来ます。
所々過去の名作SF映画のオマージュと言えるシーンがあるのも見どころです。
中世的な雰囲気と近未来な雰囲気がゴチャゴチャになっているのも魅力
主人公たちが使う乗り物や衣服、都市の建築デザインが中世的なデザインと未来的なデザイン、さらには欧米的・アジア的とゴッチャゴチャです。
これを欠点と感じる方もいると思いますが、統一感がない事が逆に作中の世界のカオスな感じが出ていて良いと思いました。
遠い未来(1000年以上未来)という事ですが、現代に対してちょっとした風刺もあるので見ていてニヤッとする部分もあります。
「モータルエンジン」は今後を期待したい作品
原作の作者フィリップ・リーヴ氏は現在御年54歳ですが(2020年現在)「モータルエンジン」の原作「移動都市」がデビュー作のため今後の作品が非常に楽しみです。
新しいSFシリーズが誕生しそうですよね!!
最近流行のスチームパンクという事と、監督も新人とはいえ続編を期待してしまいます。
そのため今作で使い切ってしまった原作の設定があるのはちょっと残念ではありますが「モータルエンジン」だけではなく他のシリーズの展開も非常に楽しみです。
まとめ
本作「モータルエンジン」はかなり設定が凝っているので原作も読んでみることをオススメします。
原作をギュッとしているので映画作中で説明しきれていない設定がいくらかあります。(サウジとか…)
ただ新世代のSF作品として今後が楽しみな作品なので時間のある時に是非ご覧ください。
現代のVFX技術をゴリゴリに使われていているのでそれだけでも全編通して鑑賞する価値はあると思います。
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